週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2004年 7月 14日号
ポロタワー前に Hawaiian Marketplace が完全オープン
 長らく工事のため閉鎖されていたポロタワー前の広場に、ハワイをテーマとした商業コンプレックス Hawaiian Marketplace がソフトオープン (未完成のままの仮オープン) したことは 5月 25日付のスポットニュースで報じたが、このたびようやくテナントがほぼすべて出そろい完全オープンを果たしたので、改めてこの施設を紹介してみたい。(写真右、クリックで拡大表示)

 場所はボードウォークホテルの向かい側で、モンテカルロホテルの斜め向かい。ストリップ地区のほぼ中央に位置しており、ロケーション的には絶好の一等地といってよいだろう。
 ちなみに 「ポロタワー」 とは、見かけはホテルのように見えるがホテルではない。最近世界中で流行っているタイムシェア形式の宿泊施設で (利用権を分割して分譲するリゾートマンションのようなもの)、一般の者は宿泊できない。(左下の写真内の白い高層ビルがそのポロタワー)

 さてそのポロタワーの前に今回 Hawaiian Marketplace が出現したわけだが (もちろんこちらは宿泊施設ではないのでだれもが利用可能)、かつて同じ場所に存在していた商店街 Polo Tower Plaza とはかなり様相が異なっている。
 従来と最も大きく異なる部分は、テントで覆われた円形広場が施設の中央部分に設けられ、そこで毎日無料アトラクションが行なわれているということだろう。アトラクションで人を集め、入居しているテナントの営業を側面からサポートするというビジネスモデルは、大型ショッピングモールや、カジノに隣接する商業施設ではしばしば見られるが、カジノを持たない小規模な商店街においては珍しい。

 ちなみにそのアトラクションは、ハワイアンダンスが中心で特に珍しいものではないが、通行人参加型のコミカルなダンスショーや、子供を対象としたフラダンスコンテストなど、老若男女が楽しめる内容になっているので、家族連れなどには最適だ。
 上演インターバルはおおむね昼ごろから夜 10時ごろまで約 30分おきとなっている。

 従来の Polo Tower Plaza にはなかったもう一つの特徴は、屋台形式のスタンドショップだ。南国情緒漂うユニークなデザインの各種スタンドショップが円形広場の回りを埋め尽くす (写真左下)。その多くは小物雑貨やアクセサリー類などの店で、商品的には話題性に欠けるが、縁日のような楽しい雰囲気を造り出すのに一役買っており、演出的にはなかなかおもしろい。

 各種ファーストフード店が軒を並べるフードコートも今回新しく出現した施設だ。ピザ店、ホットドッグ店、フライドチキン店、ハンバーガー店など、かなり幅広いジャンルの店が入店しているので、ホテル内の高いレストランを敬遠する者にとっては要チェックのフードスポットといってよいだろう。
 ちなみにそのセクションは冷房が効いた屋内にあるため、猛暑が厳しい今の時期でも気温を心配する必要はない。

 そのフードコートとは別に、2階のかなり大きな部分を占有しているのが、中華料理の食べ放題チエーン店 China Star だ (もちろんここも屋内)。中華料理が専門ではあるが、韓国スタイルの各種肉料理や、のり巻きなどの和食も少なからず用意されており、また、カニも食べ放題だ。(右写真は、ごく一部のアイテムを盛りつけてみた様子)
 取材に応じてくれた若き店長 Lu さんが 「日本からのお客様にも満足いただける味です」 と胸を張るだけあって、どのアイテムも総じてそこそこのレベルが保たれており、大ハズレのアイテムはほとんど無い。これでランチタイム $7.99、ディナータイム $10.99 は良心的で (ただしドリンク類は別料金)、また、午前1時までの営業も深夜族にとってはうれしい限りだ。

 コンビニのセブンイレブンも入居しているが、残念ながらここの店は通常店の半分にも満たないミニ店舗で、ホットドッグなどの簡単な食べ物とドリンク類しか売っていない。
 その他の一般テナントとしては、人気の和食店 HAMADA、話題の商品ならなんでも揃うギフトショップの横浜おかだや、などが日本人観光客にとって覚えておいて損のない店だろう。
 また、ナイトショーチケットの格安販売店 "TICKETS 2 NITE" から仲間割れした共同経営者が昨年設立した "TIX 4 Tonight" や、インターネットカフェなども興味深い店だ。

 猛暑のこの時期は長時間炎天下を歩くのがつらい。また、乾燥しているためか、のどもすぐに渇く。特に目当ての店が無い場合でも、ストリップ大通りのオアシスとして、この Hawaiian Marketplace に飛び込んでみるとよいだろう。無料アトラクションはもちろんのこと、何か新たな発見があるかも知れない。

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