週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2003年 11月 19日号
改善は見られるものの、今年も今ひとつの "Gift of Lights"
 今年も残すところあと一ヶ月余り。街では早くもクリスマス準備が始まろうとしている。そんな中、さまざまなクリスマスイベントの先頭を切って 11月 14日から "Gift of Lights" が始まった。
 昨年もこのコーナーで取り上げたが、この "Gift of Lights" は、ドライブスルー専用のクリスマスイルミネーションで、日本ではあまり見かけないユニークなアトラクションだ。
 今年が 3回目と、まだ歴史は浅いが、入場料の一部が奨学基金にチャリティーされることなどもあり、年々スポンサー企業が増え、今後恒例行事となることが期待されている。

 場所はラスベガス国際空港の南東端にあるサンセットパーク内で、公園内を走る全長約 1200m の一本道の両側に、地元企業が出展するクリスマス装飾が点々と並ぶ。そこをヘッドライトを消し、ゆっくり走りながら光の芸術を楽しむことになる。徒歩は原則禁止だ。
 主催者側のデータによると作品数は約 120 で、それらに使われている電球の数は 400万個を超えるという。

 数字だけ聞くと、なにやらメルヘン調の光の芸術のようなものを想像してしまいがちだが、実際にはそうでもない。昨年よりも作品数がかなり増えているものの、公園が広すぎるためか、作品間の距離が十分にあり、「光の洪水」 といった印象はまったく受けない。むしろ荒涼としたその公園の環境からか、殺風景な印象すら受ける。
 原因は環境だけではなく、個々の作品にもありそうだ。大多数の作品がのっぺらぼう、つまり平面的で立体的な厚みがない。これではいくら面積的に大きくても感動は小さい。
 ここはひとつゴージャス感を味わうよりも、砂漠都市ラスベガスらしい広々した大ざっぱかつ大胆な演出を楽しむことに徹した方がよいだろう。

 なお、視覚のみならず聴覚からもクリスマス気分を味わいたい場合は、カーラジオを FM-101.1 または AM-1430 に合わせると、クリスマスソングが流れてくるようになっている。
 ただ、嗅覚は使ってはならない。寒いので窓を開けることもないだろうが、窓を開けると風向きによっては異臭が漂ってくる。案内をしてくれた現場スタッフの話によると、なにやらその異臭はすぐ東側に隣接する Weyne Newton の豪邸からやって来るとか。馬好きの彼は多数の馬を敷地内で飼っており、悪臭の原因はその排泄物にあるらしいが、ニオイの種類から考えて、その話はにわかに信じがたい気もした。

 ナイトショーが休演となりがちで、楽しみが減るこれからの時期、日本の感覚からはかけ離れた大ざっぱなクリスマスイルミネーションを楽しむのもよいかもしれない。レンタカー族は暇つぶしに行ってみるとよいだろう。
 入場料は車一台につき平日 $10、週末 $12。開園時間は平日が 5:00pm 〜 9:00pm、週末が 5:00pm 〜 10:00pm。開催期間は 1月4日まで。
 アクセスは、路線バスで行っても徒歩での入場が禁止されているため、原則レンタカーということになるが、タクシーで行っても問題ない。現地でタクシーから降りずにドライブスルーで見学してそのままホテル街へ戻ればよいだろう。
 所要時間はストリップ大通りが込んでいなければ、マンダレイベイなどの南地区のホテルから片道約 10分。タクシー料金は、ホテルの位置や道路の混み具合でかなり異なるが、大ざっぱに往復約 $30〜$35。行き方などの道順や地図は こちらをクリック



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