週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2003年 05月 28号
リオの "歌って踊るカクテルウェイトレス" はやや期待ハズレ
 数ヶ月前、このラスベガス大全のスポットニュースで、「歌って踊るカクテルウェイトレス が 5月から登場」 と報じたことから、ここ数週間、それに関する問い合わせが相次いだ。
 今週は、リオオールスイートホテル (これまでのリオスイートホテル) のカジノフロアで今月 19日から始まったそのアトラクションについてレポートしてみたい。

 「従来のカクテルウェイトレスをすべて一度解雇し、歌って踊れる者だけを改めて採用して画期的なものにする」 とのホテル側の事前発表が話題を呼び、地元メディアの間でもかなり注目を集めていたが、実際に始まってみると大したことはないようだ。
 衣装こそ以前とかなり変わったものの、大多数のカクテルウェイトレスが、大部分の時間、これまでと何ら変わらない仕事をしている (写真右上)。

 ビールなどを運びながら歌ったり踊ったりすることをイメージしていた者も少なくなかったようだが、そういうわけではない。それでは飲み物がこぼれてしまうというものだ。
 では彼女らは何をするのか? このたび始まったパフォーマンスは、カジノフロア内に数ヶ所設けられた小型簡易ステージ (直径2mほどの円形ステージ) で、手があいたカクテルウェイトレスが歌やダンスを披露してくれるというもので、それ以上のものでもそれ以下のものでもない。
 つまり、カジノ内に突然ミュージックが流れてそのパフォーマンスは始まり、一曲で終わる。インターバルは一時間に数回程度で、複数のステージで同時に行なわれるが、ひとつのステージに登るのは一人だけのため、他のカクテルウェイトレスはその間もごく普通にドリンクを運んでいる。

 したがってカジノ客にとっては、従来通りのカクテルサービスを受けながら簡易アトラクションを楽しむという極めてありふれた光景であり、特に物珍しいものはなにもない。さっきカクテルを運んできてくれた者と今踊っている者が同一人物かどうかは客にとってはどうでもよいことだろう。
 一方、カジノ側にとっては、カクテルウェイトレスとパフォーマーの両方を雇う必要がなく、効率的といえなくもないので、この "歌って踊れるカクテルウェイトレス" という企画はどうもカジノ側の事情という気がしないでもない。

 ということで期待したほどのアトラクションではなかったが、ひとつだけ注目したいことがある。それはカクテルウエイターの登場だ (写真右)。レストランにウェイターはたくさんいるが、カジノ内でカクテルを運ぶ役としてのウェイターは非常に珍しく、他のホテルではまず見ることができない。マッチョ系のかなりハンサムな者も多く、女性客にとっては興味が尽きないところだろうが、男性客にとってはセクシーなウェイトレスに遭遇する確率が減る分だけ、やや寂しい気がしないでもない。


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