週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2003年 02月 05日号
トロピカーナホテルの空中無料アトラクション "Air Play"
 今年も早いものでもう 2月。卒業旅行シーズンの到来だ。この時期になると、予算に限りがある学生などから無料アトラクションに関する問い合わせが増えてくる。今週はトロピカーナホテルで行われている空中無料アトラクション "Air Play" を紹介してみたい。

 じつはこの Air Play、最近始まったショーではない。3ヶ月以上も前に始まった "ロングランショー" だ。
 何ごとにおいても新旧の入れ替わりが激しいラスベガスにおいて、この種のアトラクションで 3ヶ月も続けば立派なロングランショーといってよいだろう。

 スペース的な問題 (観客のスペースがほとんどないなど) や採算性などから、すぐに消え去るだろうと勝手に決めつけ、あえてこの紙面で紹介してこなかったが、予想に反して評判がよい。毎日4回行われる公演のすべてがいつも "満員御礼" だ。
 もっとも、満員と言っても座席があるわけではないので入場できなくなることはないが、それでもスロットマシンの座席は満員になる。

 ちなみにこのショー、カジノフロアのど真ん中で行われる。ステージはスロットマシンの島の上に板を張って作られたもので、サイズは 20ft x 22ft (約6m四方) とのこと。さらにその頭上に空中アクロバット用の移動式ロープがセットされており、こちらはステージのサイズを超えた範囲を水平に移動する。つまりスロットマシンで遊ぶ客の頭上を役者が飛び交うというわけだ。リオスイートホテルでも似たような演出があるが、こちらの方が天井が低く "スレスレ感" を楽しめる。

 内容は空中アクロバットを中心に、歌、ダンス、曲芸などで構成された簡易レビューといった感じのもので、正味約 18分と短いが (無料ショーとしてはむしろ長い)、まずまずの出来といってよいだろう。特に空中アクロバットを演じる Chris & Jon の男二人組 (写真右)、それにブルガリアからやって来た若き曲芸師 Stoyan Metchkarov (写真下) は、一流の有料ショーから声がかかってもおかしくないほどのレベルだ。
 また、5〜6人登場するダンサーもすこぶるかわいい。もちろん子供も見ることが出来るようになっているためトップレスにはならないが、無料ショーでそこまで期待してはいけない。
 なお、「子供」 といってしまったが、場所がカジノのど真ん中だけに、21才未満の者は現場近くでの見学が法令で禁じられている。そのことは開演直前にきちんとアナウンスされ、子供は Mezzanine (中二階) から観るように指示される。

 しょせんは無料ショー。これといって驚くような出し物はないが、有料ナイトショーの料金が高騰している昨今、少しでもラスベガスらしいアトラクションを観たいという貧乏学生にとっては十分すぎるほどの内容だろう。
 北に位置しているホテル (Venetian、Treasure Island、Mirage など) からわざわざこれを見るために 2km も歩く必要はないが、南地区の近隣ホテル (MGM、NYNY、Excalibur、Luxor、San Remo など) に滞在する者は何かのついでに立ち寄ってみて損はないだろう。
 場所はトロピカーナホテルのカジノフロアの中央付近。開演は 3:00pm、5:00pm、7:30pm、9:30pm の毎日 4回。休演日無し。


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