週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2002年11月27日号
ファッションアウトレットの After Thanksgiving Sale
 今月 28日は感謝祭こと Thanksgiving Day。全国的な休日のため大多数の者はこの日に休みを取る。結果的にショッピングセンターなども休業のところが多く、街は総じて静かになりがちだ。

 少々退屈な祝日のようにも思えるが、楽しいこともまったくないわけではない。翌日に待っている "After Thanksgiving Sale" と称する激安セールだ。
 11月の第四木曜日と決められたサンクスギビングデーそのものは休みだが、その翌日の金曜日 (場合によっては土曜日も日曜日も) はなぜか早朝から全米規模でセールが行われることになっている。12月26日に "After Christmas Sale" というものもあるが、アフターサンクスギビングの方が盛大で (この日にクリスマスプレゼントを買う者が非常に多いという理由もある)、日ごろ朝寝坊の主婦たちもこの日ばかりは早起きをして大型ディスカウントストアなどに足を運ぶ。もはや晩秋の風物詩といった様相だ。

 もちろんラスベガスも例外ではなく、さまざまな大型店がセールを行う。中でもファッションアウトレット (ファッションショーモールとは別なので混同しないように) のセールはモール全体の盛り上がりという意味で地元民から評価が高く、ちなみに昨年は主要テナントのひとつである Polo Ralph Lauren が早朝限定 60% OFF という激安セールをやるなど、なにかと話題を集めている。今週はそんなファッションアウトレットを取材してみた。

 今年のセールは 29日の朝7時にキックオフとなる。通常よりも 3時間早い開門だ。約 100店ある全テナントが 7時に店を開けるとは限らないが、多くの店が年に一度の "風物詩" に参加するものと思われる。

 今回日本人にも人気の著名店約 20店ほどを取材してみたが、「当日になってからのお楽しみ」、「これから決める」 など、セール内容を明かさない店が目立った。それでも何店かは取材を待っていたかのような対応ぶりで、特に GAP グループの3店、GAP、Old Navy、Banana Republic (これら3店の関係はこのラスベガス大全の [ショッピング] セクションの Old Navy の項を参照のこと) のセールに対する意気込みはすごく、ストアマネージャーの話によると、29日の朝5時から 12月1日の夜9時まで 64時間ノンストップで営業するという。
 「深夜はモール自体が閉まってしまうのではないか? そもそも深夜に客が来るのか?」 とのこちらからの問いに対しては、「警備員を雇って特別にモールのドアを開けてもらうことになっているのでモール全体の営業時間など関係ない。お客さんは絶対に来てくれる」 と自信満々だ。気になるセールの内容は、「64時間全品 20% OFF、29日の朝5時から10時までの5時間に限りさらに 10% OFF」 とのこと。
 余談になるが、ちなみにこの3店は、先週からモール内共通の "VIP GOLD CARD" プログラムの協賛店にもなった。これまで協賛店になることを長らく拒み続けてきただけに (モール全体の管理会社のカスタマーサービスマネージャー Jeanett さん談)、ショッパーにとっては朗報だろう。この VIP GOLD CARD はサンクスギビング期間とは関係なく、一年中有効なプログラムで、そのカードを提示すると、各協賛店が独自にオファーしているさらなる割引を受けることができる。現在 GAP、Old Navy、Banana Republic の3店はこのプログラムで 「$75以上買えば 15% OFF」 をオファーしており、今回のセール期間中も例外品を除きこの割引を追加で受けることができるという。なおこの VIP GOLD CARD の取得方法に関しては、このラスベガス大全の [クーポン] セクションの "3ページ" を参照のこと。

 その他、Eddie Bauer が 29日の正午まで全品 20% OFF (右の写真)、Brooks Brothers が 29日と 30日の両日、朝 10時まで全品 20% OFF など、すでにセール内容が決まっている店もいくつかある。また、Polo、Anne Klein、DKNY、Coach、Calvin Klein、Tommy Hilfiger、Timberland などもそれなりのセールを企画しているようで、日ごろ閑散としているモールもこの日ばかりはかなり賑わいそうだ。

 さて何もかもがおトクのような話ばかりを書いてきたが、観光客にとっては頭が痛い問題がある。交通手段だ。
 ファッションアウトレットはホテル街から車で 30〜40分ほどかかる砂漠の中にあり、基本的に今回のセールはどこの店も自家用車を持った地元民をターゲットとしているため、残念ながら一般観光客が早朝や深夜にアクセスできるような交通手段がない。タクシーを使うという方法もあるが、片道約 $75、チップも入れれば $90 近くになってしまい、たとえば 「早朝 20% OFF」 の恩恵を受けるためにタクシーを利用した場合、その往復の費用 $180 をカバーするためには $900 買わなければならない計算になる。小額の買い物ではとても元が取れない。したがって、よほど大量に買い込む者以外は、早朝割引の時間に間に合わなくても、往復 $12.99 のシャトルバスを利用した方がよいだろう ( 11/29 といえども早朝に出発する臨時便が出るわけではない)。午後からでも通常時に比べれば大幅なセールが行われているので十分に行く価値はあるはずだ。
 なお、シャトルバスの利用方法などに関しては、このラスベガス大全の [市内交通] セクションの [ストリップ - ファッションアウトレット] の項を参照のこと。また、入居テナントリストは [ショッピング] セクションの該当箇所にある。


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