週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2002年09月25日号
カクテルガールにオーダーできるモノ、できないモノ。
 ラスベガスといえばカジノ。その華やかなカジノの中でもひときわ目立つのがカクテルガール。セクシーな衣装に身を包み、ギャンブルを楽しんでいる客に飲み物などをサービスするためのスタッフだ。

 差別に厳しいアメリカ社会では、ほとんどすべての職業において男女が平等に採用され、また職業を表す言葉においても Policeman、Fireman、Stewardess などに代わり、それぞれ Police Officer、Fire fighter、Flight Attendant が定着するなど、男女平等の風潮は強まるばかりだが、そんな中、ここラスベガスのカジノだけは古典的価値観が健在なのか、カクテルガールは今でもカクテルガールで、カクテルボーイはいない。やはりカジノという職場は特殊な環境なのか、ここでは差別問題などどこ吹く風といった感じだ。
 そんなことはともかく、同じカクテルを飲むなら、利用者としては毛だらけのごっつい腕のカクテルボーイに飲み物を差し出されるより、セクシーなカクテルガールに微笑みながら持ってきてもらった方がおいしいのは言うまでもなく (少なくとも男性客はそうだろう)、カクテルボーイがいない現在のラスベガスの習慣を素直に喜びたい。

 さて話が少々横道にそれてしまったが、そんなカクテルガールに何をオーダーすることができるのか?
 これに関してはこれまでにもしばしば読者から問い合わせが寄せられたり、時々このフォーラムでも話題になっていたが、このたび直接現場を取材してみたのでレポートしてみたい。

 以下の一覧表がその調査結果だが、どこのホテルも基本的にはすべて同じで、常識的なものならほとんど何でもOK というのが今回の結論だ。
 日本人が思いつく一般の飲み物でオーダーできないものは日本酒とウーロン茶ぐらいで、緑茶 (Green Tea) はすでにどこのカジノにも完全に定着している。
 「ラスベガスで日本茶が恋しくなった際、和食レストランを探して飛び込んだ」、などというのはもはや過去の話で、今はスロットマシンを回しながら日本茶を楽しむ時代が到来したといえそうだ。
 ビールにおいてもサッポロ、アサヒ、キリンなどが頼める場合もあり (ただし在庫を切らしている場合も少なくないという)、我々が想像しているよりもはるかに多くの選択肢があると考えてよいだろう。以下がカジノでオーダー可能なドリンクのリストだ。

 
Coke / Diet Coke
Pepsi / Diet Pepsi
7up / Diet 7up
Sprite
Canada Dry
Ginger Ale
Mountain Dew
Gatorade
Lemonade
Iced Tea
Coffee
Tea
Hot Chocolate
Orange Juice
Apple Juice
Grape Fruits Juice
Tomato Juice
Milk / Low Fat
Green Tea
Evian
Perrie
Dasani
Aqua Fina
Crystal Geyser
Arrow Head
Sparkletts
Niagara
Budweiser
Bud Light
Miller
Miller Genuine D
Miller Lite
Coors
Coors Light
Michelob
Michelob Light
Heineken
Beck's
Corona
Lowenbrau
Guiness
Foster's
Tecata
Dos Equis
Samuel Adams
Amstel Light
Molson
青島など

※日本のビールは
 常時あるとは限らない
White Zinfandel
Red Zinfandel
Burgundy
Champagne
Chardonnay
Cabernet Sauvignon
Merlot
Mountain Rose
Mountain Chablis

J&B
Cutty Sark
Johnnie Walker R
Johnnie Walker B
Chivas Regal
White Horse
Vodka
Wild Turkey
Jack Daniel's

※その他
  各種ブランデー
Margarita
Gin & Tonic
Martini
Daiquiri
Sangria
Frozen Margarita
Screwdriver
Kamikaze
Bloody Mary
Pina Colada
Vodka Martini
Mai Tai
Sex on the Beach
Blue Hawaiian
White Russian
Manhattan
Strawberry Daiquiri
Tequila Sunrise

※これらはほんの一例



 オーダーできないのは前述の通り日本酒とウーロン茶などになるが、ハイリミットセクションでは多くの場合それらすらオーダーできる。
 なおカクテルに関しては、その日の現場スタッフ (カクテルガールではなく、カクテルを作るスタッフ) の知識や気分や忙しさ、さらには材料の在庫状況などによって可能なアイテムに変動があるとのことで、必ずしも上記リストの中のすべてが常時可能というわけではない。

 料金はタバコ以外原則としてすべて無料だが、カクテルガールたちは収入の大部分をチップに頼っているので、最低でも一杯 1ドルは渡すようにしたい。複雑なカクテルなどをオーダーした際はやや多めに渡たした方が喜ばれるだろう。

 なおタバコに関してだが、文字通り煙たがられているタバコはアメリカでは税金が非常に高く、一般の店でも 4ドルはするため、どの客にも無料で提供しているというわけではない。
 ちなみに今回取材に協力してくれた Venetian、Bellagio、Paris、Aladdin の各ホテルではすべて 「テーブルゲームではおおむね 25ドル以上、スロットマシンでは 5ドル台以上で遊んでいただいているお客様へは無料でさしあげています」 との回答を得たが (つまりそれ以下のプレーヤーは、銘柄によっても異なるが 5ドル前後支払う必要がある)、そのへんの判断基準は彼女たちにゆだねられているとのことで、決して厳格に守られているわけではないようだ。

 最後に、カクテルガールの名称についてだが、カクテルレディー、カクテルウェイトレスと呼ばれることもあるため、今回の取材に協力してくれた彼女たちにどの呼ばれ方が好きかたずねたところ、ほとんど全員がカクテルウェイトレスと答えてくれた。今回のこの記事では最も伝統的な "カクテルガール" を使ったが、今後ラスベガス大全ではカクテルウェイトレスと呼ぶようにしたい。


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