週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2002年05月15日号
ダウンタウンに NEONOPOLIS がソフトオープン
 5月2日、電飾アーケードとして知られるフリーモントエクスペリエンスの東端に、映画館やボウリング場などが入居する大型複合レジャー施設 NEONOPOLIS がソフトオープン (部分オープン) した。

 この NEONOPOLIS は、98年にラスベガス市とダウンタウン地区の商工関係者の総意により発足した地域開発プロジェクトで、単なるレジャー施設だけでなく、古き良き時代の名物ネオンサインを一堂に集めた展示場も兼ねており、電飾アーケードに次ぐ第二弾のアトラクションとして期待されてきた。しかしながら着工後、集客予測や採算性に疑問が投げかけられ、工事がたびたび中断するなど、問題いわく付きのプロジェクトと化していた。
 その後さらにダウンタウン地区を取り巻く経済環境が悪化し、計画の打ち切り話までもが浮上したが、ラスベガス市長 Oscar Goodman 氏の 「今さら引くに引けない」 との判断で工事続行となり今回のオープンに至っている。今後はラスベガス市のバックアップの元で、World Entertainment Centers 社が運営していくことになっているが、採算性を疑問視する声は依然として根強い。

 ここに至るまでの道のりが長かっただけに、とりあえずのオープンに関係者はホッと胸をなでおろしている様子だが、今回のオープンはあくまでも建物が完成したというだけで、まだテナントはほとんど入っていない。どう見ても "見切り発車" の感は否めず、オープンに沸く現場の祝賀ムードとは裏腹に、これからが正念場といった感じで、このまま出店テナントが集まらなければ廃墟と化す恐れすらある。この NEONOPOLIS が今後ダウンタウンの新名所として定着するのかどうか、関係者ならずとも大いに気になるところだろう。

 建物は地上3階、地下2階で、地下は駐車場となっている。左の写真は施設内の様子で、中央の円筒形のものがエレベーター、下方に4つ見えるのは屋台型の売店。
 現在営業しているのは映画館と数店のファーストフード店および一般小売店だけで、多くのスペースはまだ準備中かテナントが決っていない。ボウリング場などの大型テナントが入居し活気づくのは秋以降になるとのことだが、現在の様子を見る限り、実際にボウリング場が入居するのか不安を禁じえない。
 なお、古き良き時代のラスベガスを彩った各種ネオンサインはかなりそろっており (左の写真でエレベーターの周囲に飾られているものがそれ)、その部分はそれなりに楽しむことができる。
 なお、地下にある駐車場は現在無料で利用できるようになっているが、今後も無料を維持するかどうかは未定とのこと。

 5月14日現在における各フロアでの営業中もしくは準備中のテナントは以下の通り。
はすでに営業中、は近日中にオープン。なお、テナント契約をしていても、現時点で何も出店準備を始めていないテナントは除外)

  1階 Dairy Queen (アイスクリーム)
  1階 Wetzel's Pretzels (プレッツェル)
  1階 屋台型の売店が数店 (アクセサリー、小物雑貨など)
  1階 LaSalsa Cantina (メキシカン料理)
  1階 EXO (サングラス、時計など)
  1階 Zen Zone (ウォーターマッサージ)
  1階 Red Persimmon (ネイルサロン)
  1階 VIVA Vegas (ギフトショップ)
  1階 Buddha Ping (扇子、掛け軸など、東洋グッズ専門店)
  1階 Saloon (レストラン & バー)
  1階 ZINC (小物雑貨)

  2階 Just Sports (スポーツウェア)
  2階 Food Court (中華料理のファースト、ピザ店、レモネード店、アイスクリーム店)

  3階 Crown-14 Theaters (14スクリーンの複合映画館)
  3階 Leo Koening Gallery (アートギャラリー)




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