週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2002年04月10日号
夏本番! 砂漠のオアシス、ミード湖で遊ぼう!
 ラスベガスは夏の到来が早い。ゴールデンウイークはもう完全に夏だ。そんな季節にピッタリなのがウォーターレジャー。

 砂漠都市ラスベガスで水遊び! なんとも異色な組み合わせだが、どことなくリッチな響きがある。実はこれ、気分がリッチなだけではなく、本当に気持ちがいい。カラリと乾燥しているためか、何をやってもジメジメ感がなく、さわやかこの上ないのだ。

 水遊びといえば、ホテルのプールが思い出されるが、広大なミード湖を忘れてはならない。ざっと琵琶湖の倍の広さを誇るミード湖はまさに砂漠の中の巨大オアシスといった感じで、場所もラスベガスから車でわずか 35分という近距離にある。今週は、そんなミード湖でのボート遊びを紹介してみたい。

 ミード湖だけの特徴というわけではないが、アメリカでのボート遊びにおける最大の特徴はなんといっても船舶免許無しで操縦できるということだろう。
 日本でもおなじみのジェットスキー (もともとはカワサキの商品名) はもちろんのこと、一般のレジャーボートから、パーティー用のボート (写真左。"屋形船" と呼ぶことが適切とは思えないが、気持ちとしてはそう呼びたくなってしまうような長方形の楽しいボート) まで、だれもが自由に運転することができる。

 料金も意外なほど安く、以下の通り、パーティー用などは1時間 $35 だ。7人で使えば1時間一人 $5ということになり、これは激安といってよいだろう (ただしガソリン代は別。走行距離などによって大きく異なるので、ガソリン代の目安を示すことはむずかしい。ちなみに取材時の単価は1ガロン $1.70 )。
 レンタル方法も拍子抜けするほど簡単で、予約無しで現場へ行き、借りたいボートを選び、簡単な書類にサインするだけだ。必要なものはクレジットカードと写真付き身分証明書 (日本からの観光客はパスポートということになる) だけ。わざわざ国際運転免許証などを持っていく必要はない。ようするにここでは操縦能力よりも支払能力の方が重要視されているようだ。いかにもアメリカらしい。

 パーティーボート (マリーナでの名称: "Patio Boat, Deluxe 24 Feet" )
  1時間 $35、 1日 $210
 
 一般レジャーボート (マリーナでの名称: "Speed Boat, 19 Feet" )
  1時間 $40、 1日 $240
 
 一般レジャーボート (マリーナでの名称: "Power Boat, 20 Feet" )
  1時間 $50、 1日 $300
 
 二人乗りジェットスキー (マリーナでの名称: "Wave Runner" )
  1時間 $50、 4時間 $160、 1日 $270
 
 ジェットスキーを借りる場合のみ、利用の際の注意として5分程度の簡単なビデオを見せられるが、他のボートに関してはそれすらない。
 乗船の際にいきなり現場スタッフから、「ではこの船に乗ってください。これがアクセル、こうやると前進、こっちが後退。では行ってらっしゃい!」 といった感じで、説明もあっけない。
 「おいおい、オレは初めてなんだよ。これだけの知識で運転しちゃっていいのかよ」 と誰もが思ったりしてしまうが、意外と何とかなるもので心配無用だ。
 ただ、唯一何度も口を酸っぱく注意されることがある。それは 「湾の外に出るまでは制限速度を守れ」 ということで、これだけはきちんと守らなければならない。速度違反はそれだけ危険な行為ということだろう。たしかに湾の中では狭い範囲に多くのボートが存在しており、衝突事故が起こりやすい環境にあることは素人でもなんとなくわかる。ちなみに制限速度は浮いているブイなどに表示されている。

 湾の外に出てしまえば、それこそ周囲数キロメートルに渡って何もないので、初めての者でも衝突事故など起こしようがない雰囲気だ (岸に近寄りすぎての座礁には注意)。むしろ事故よりも迷子になってガス欠でマリーナに戻れなくなることを心配した方がよいかもしれない。

 さて、ここでの実際の楽しみ方だが、グループでパーティーボートを借りて水上宴会をしたり (ビール持込み可能)、パーティーボートを基地にして、ジェットスキーで遊んだりするのが標準的なパターンだ。
 もちろん釣りを楽しんでもよいだろう。ここでの獲物はストライプバス。ちなみにマリーナのスタッフいわく、おすすめのエサはアンチョビ (小さめの冷凍イワシのようなもの) とのこと。ルアーはあまり主流ではないようだが、ルアーで釣れないこともないという。
 バス釣りの世界大会が開かれるミード湖なのでさぞかしたくさん釣れると思いきや、そうでもないらしい。季節、時間帯、水温などで獲物までの水深が微妙に変わるため、初心者ならばまったく釣れないことも珍しくないという。どの程度の深さにエサを落とせばよいのか、出航前にその日のベストポジションを現場スタッフに聞いておくとよいだろう。
 釣具のレンタルはやっていないが、簡易セット ( 10 数ドル〜) が現場で売られている。エサもさまざまなものが用意されているので手ぶらで行っても問題ない。
 なお、釣りを楽しむ場合は現場でネバダ州のフィッシングライセンス証を買う必要がある。一人 $7 だが(船上に同乗する全員が買う必要はない。釣りをやる者だけが買えばよい)、湖上でアリゾナ州側にも入って釣る場合は $3高いライセンスを買わなければならない。釣り上げた魚は現在のルールでは大きさに関係なく25匹まで持ち帰ることが出来る。

 行き方は、ストリップのホテル街から高速 15号線を南 (ロサンゼルス方面) へ行き、金色に輝くマンダレイベイホテルを越えてすぐに出てくる 215号線とのジャンクションで 215号線の東行き (空港および HENDERSON 方面) に乗り換え、あとは約 30分、一本道をひたすら走り続ければマリーナに到着する。ほぼ中間地点で高速道路が自然消滅的に一般道 (Lake Mead Drive という道) になるが、そのまま走り続ければよい。最後の5分間は人家も見えなくなり完全な荒野となる。なお、マリーナ到着の約2マイル手前に料金所があり、そこでは自然公園進入税として $5 徴収される。レシートはフロントガラスの下に張る。
 なお、途中で食料、ビール、氷、使い捨てのクーラーボックスなどを買いたい場合は、一般道になってからコンビニ付きのガソリンスタンドがたくさん出てくるのでそこで買えばよいだろう。また、巨大雑貨ディスカウントストアとして知られるウォルマートも途中に見えてくるので (Fiesta というカジノを通り過ぎて2-3分走った右側)、そこで釣具などを買ってもよい。

 特に予約の必要はないとのことだが、マリーナのボートレンタルショップの電話番号は以下の通り。

 Las Vegas Bay Marina:  702-565-9111 または 702-451-2992
 営業時間はおおむね日の出から日没まで。


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