週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2018年 04月 04日号
リニューアルされたシルクのミスティアを観てきた
ミスティア  ナイトショーのメッカともいえるラスベガス。そのラスベガスにおいて圧倒的な人気を誇っているのが、カナダに本拠を置くサーカス団シルク・ドゥ・ソレイユだ。
 なんとラスベガスだけで、ミスティア、オウ、KA、ラブ、ズーマニティー、ワン、マインドフリークライブの7つのタイトルを常駐で公演しており、シルクの存在感は半端ではない。
 青い顔の役者でお馴染みのブルーマンも、昨年シルクが買い取っているので、厳密には8つのタイトルということになる。
 そんな8つの中で、最も歴史が長く、1993年の初公演から 25年も続いているロングランショーが、トレジャーアイランドホテルで開催されているミスティアだ。つまりミスティアは、シルクのラスベガス進出の第1号のタイトルであり、まさに近代シルクの原点といっても過言ではない。

ミスティア  このたびそんなミスティアがリニューアルされたというので観に行ってみた。
 リニューアルの内容を端的に表現するならば、やみくもにすべてを新しいものに変えてしまうのではなく、これまでのミスティアの象徴的な部分はしっかり残しながら、それらをうまくブラッシュアップしてみた、といったところか。
 たとえば人気の和太鼓、幕が開く前のピエロのパフォーマンス、赤ん坊に扮した役者、エンディングで登場する巨大なカタツムリなどは、従来の演出をそのまま踏襲しながらの変化型、あるいは微調整といった形で引き継がれている。

ミスティア  一方、大胆な変化という部分もあり、Duo Straps Act と題する男女のカップルによる空中ショー、それに Planche Act と称されているシーソーやトランポリンを使ったアクロバットなどは、ハッキリとした進化が見られ、リピーターなどにとっては一番気になるところだろう。
 またこれは演目ではないが、生バンドによるテーマ曲も注目の的で、それらは全面的に新しいものに置き換わっている。シルクの音楽、とりわけミスティアの音楽は特徴的で人気があっただけに、この音楽の全面変更はかなり勇気が必要な大胆な改革といってもよく、こればかりはミスティア・ファンの間でも賛否両論があるようだ。

ミスティア  その他の部分としては、技術の進歩に合わせ、プロジェクションマッピングなど照明技術が改良されていることは言うまでもなく、また役者のコスチュームや化粧などにも変化が見られる。
 あまり詳しく書いてしまうと観る楽しみが半減してしまうので、このへんにしておくが、このミスティアのショーとしてのジャンルは、広報資料によると Hi-Energy Acrobatics ということになっており、たしかに実際に観ていても、他のシルクのショーよりも、アクロバットの部分に特化していることがうかがえるので、サーカス的な演出が好きな者にとっては、「最優先に観るべき在ベガスのシルクのショー」と考えてよいのではないか。老若男女で楽しめるショーであることもいうまでもない。
 公演は木曜日と金曜日を除く毎日 7:00pm と 9:30pm。チケット料金は公式サイトで69ドルから。会場は前述の通りトレジャーアイランドホテル。


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