週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2017年 12月 20日号
全米最大のドライブスルー型 Xmas イルミネーション
クリスマスライト  2週間前のこのコーナーで、「世界中からさまざまな宗教観を持った観光客が集まるラスベガスのホテル街においては、キリスト教ばかりを支持しにくい環境にあるため、クリスマス・イルミネーションは質素になりがち」 といった内容を書いたが、地元民が住む郊外の場合、その限りではない。
 もちろん郊外にも他宗教の信者はたくさん住んでいるが、クリスマス関連のイベントに興味がない者は、そこに行かなければいいだけのことなので、郊外では他宗教に対して遠慮することなく派手なクリスマスイベントが行われているのが現実だ。
 今週は、一般の観光客にとってはレンタカーがなければ行きにくい場所ではあるが、「全米最大のドライブスルー型クリスマスイルミネーション」(主催者いわく)とされる Glittering Lights を紹介してみたい。

クリスマスライト  それが開催されている場所は、ホテル街から北東方向に車で 20分ほどのところにあるカーレース場 「ラスベガス・モータースピードウェイ」。時速300kmを超える NASCARレースの舞台ともなっている一周 2.4km、収容人数14万人の本格的なサーキットだ。
 ここで、車に乗ったままドライブスルーでクリスマスイルミネーションを楽しめるようになっているわけだが、プロのレーサーが名勝負を繰り広げてきたあこがれのコースを運転できると思ってはいけない。
 イルミネーションはレース場の外、つまり施設の外周を飾るようにセットされており、走行できるのは、観客スタンドの真下にある通路や駐車場への誘導路など、すべて場外だ。

クリスマスライト  実はこのイベント、2010年からこの場所で開催されており、それ以前のサンセットパークで開催されていた時代(2001〜2009年)を含めても、決して評判は良くなかった。
 理由は、会場が広大すぎ、イルミネーションの密度が低く、華やかというよりはむしろ荒涼とした感じで見栄えがしなかったからだ。
 それでもここ数年は発光体が電球からLEDに変わり、細かい演出が可能となってきたためか評判も上々で、今年は入場するのに 30分以上も渋滞するほど人気が出てきている。

クリスマスライト  演出の規模は、主催者側の発表によると、300万個のLED が 2.5マイル(約4km) に渡って飾られているとのこと。
 参考までに、今回の取材における、入口から終点までの実測では 2.5マイルではなく 1.5マイル(約2.4km) だった。
 「宣伝に偽りあり」 と言いたいところだが、入口に通じる数百メートルの誘導路の部分にも多少のイルミネーションが飾られていたので、まぁご愛嬌と言ったところか。なお 300万個は調べるすべがないので信じるしか無い。

クリスマスライト  2.4km でも十分すぎるほどの規模であるばかりか、車から降りる必要がないという意味では、寒い冬の夜のイベントとしては決して悪くはないので、レンタカーを借りる予定の者は行ってみるとよいだろう。
 ちなみに現場では、ヘッドライトを消すことがルールで、途中での停車や、車から降りての撮影なども原則として禁止されている。
 それ以外には特に細かいルールがあるわけではなく、前の車のあとを追う形でイルミネーションを楽しみながらノロノロと運転するだけでよい。所要時間は実測値で、入口から出口まで 37分だった。
 ラジオを FM 105.5 に合わせると、クリスマスソングなど、このイベント専用の放送を聴くことができる。

クリスマスライト  気になる入場料は、人数に関係なく車1台につき、平日 20ドル、週末 30ドル。(右の写真内の背景に小さく点々と光って見える明かりはラスベガス市内の夜景)
 入場可能な時間帯は平日が日没から 午後9時まで、週末が午後10時まで。最終日は1月7日。
 行き方は、ストリップ地区のホテル街から高速15号線の北行き、つまり案内標識にソルトレイクシティー方面と書かれている方向に乗り、渋滞がなければ 20分ほどで出てくる 「Speedway Blvd.」 という出口で一般道に降りる。
 そのあとは道なりに右へ進み、3分も走ればラスベガス・モータースピードウェイと、このイベントの入場門が見えてくる。


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