週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2017年 11月 01日号
名門コースでのプレーが可能なゴルフ・シミュレーター
21 Greens  世界の名門ゴルフコースでのプレーを楽しむことができるゴルフ・シミュレーター施設 "21 Greens" が、ダウンタウン地区にオープンした。
 ゴルフ・シミュレーター自体、今では決して珍しいものではなく、日本でもかなり普及してきていると聞くので、ここの読者にとってどれほど新鮮味のある話題かわからないが、とりあえず出来たばかりの施設なので紹介してみたい。(右上の写真は、ペブルビーチの7番ホール)

21 Greens  オープンした場所は、ダウンタウンの電飾アーケード街から直線距離で南へ1km ほどの地点。道路名で示すならば、Gass Avenue と 3rd Street の交差点で、映画館 「エクリプス・シアターズ」(写真右) と同じ建物内の南側に入居している。
 日本人観光客の多くが宿泊するストリップ地区から行きづらいようにも思えるが、ストリップ地区を走る路線バス SDXDEUCE の停車場 Bonneville Transit Center のすぐ近くなので、アクセス自体は簡単だ。

21 Greens  ゴルフ・シミュレーターというと、ゴルフショップの試打コーナーやゴルフスクールのような施設で見かけることが多いが、この 21 Greens の基本コンセプトはエンターテインメント。つまり、仲間同士でワイワイやりながらシミュレーション・ラウンドを楽しむ施設だ。
 エンターテインメントという意味では、この週刊ラスベガスニュースのバックナンバー第1009号で紹介した TopGolf と同じコンセプトということになるが、両者は似て非なるもので、特に物理的な環境においてはまったく異なっている。
 屋外にある TopGolf では、実際にボールを遠くに打つことができ、ボールの弾道もリアルに見ることが可能である反面、あくまでも打ちっぱなしのため、パッティングまでをやるわけではなく、ホールアウトしてスコアを付けることなどまったくできない。
 一方、屋内にある 21 Greens は、打ったボールが実際に飛んで行くのはほんの数メートルだけで、あとはハイテク技術による映像におまかせ。その代わり、パッティングも可能になっており、現実に近いゴルフスウィングをしながら 18ホールのラウンドを楽しむことができる。
 どちらの施設のほうがいいかは好みの問題だが、本格的なゴルファーほど 21 Green を支持するのではないか。やはり現実に近い多彩なショットが要求されることもさることながら、名門コースの美しい景色を見ながらのプレーはシミュレーターといえども格別のはずだ。

21 Greens  さて、その名門コースについてだが、現在シミュレーターにセットされているコースの数は 29で、セントアンドリュース・オールドコース、ペブルビーチ、パインハースト No.2、ベスページ・ブラック、トーレーパインズなどのメジャー・トーナメント開催コースはもちろんのことだが、ラスベガス近郊で屈指の人気を誇るウルフクリークなども含まれているところが、ローカル色があっておもしろい。(右上の写真はウルフクリークの1番ホール)
 なお、通常のラウンド以外にも、ドラコン (longest driving contest) やニヤピン (closest to the pin) も楽しむことができるようになっているので、仲間で行った際には、ドリンクなどを賭けてやってみるのも一興だろう。

21 Greens  ドリンクと書いたが、前述の TopGolf 同様、基本的には食べ物や飲み物のオーダーも可能だ。可能というよりも、それがこの施設の収入源になっているので、何かオーダーしてあげたいところだが、まだオープンしたばかりということもあり、メニューや価格などは流動的な部分が多い。
 実はまだ正式オープンではなく、いわゆるソフトオープンと呼ばれる仮オープンで、正式オープンは来年2月ごろになるとのこと。
 現在の状態と正式オープンで何がちがうのかというと、現在はシミュレーター施設が2つしかないが、それを5つまでに増やす予定で、さらにゴルフウェアなどを扱うショップの拡充や、ドリンクや食べ物のメニューの充実などを目指すとしている。(右上の写真は現在のショップ)

21 Greens  気になる料金についてだが、とりあえず現在は 1時間 75ドルということになっている。1ラウンドの料金ではなく、時間制になっているところが、本物のコースと異なっている部分で、人数に関係ないのもこの料金体系の特徴だ。
 仮に一人で使用したとしても 1時間以内に 18ホールを終えるのはむずかしいので、数人で行った場合、最低でも2時間程度の料金負担は覚悟しておく必要がある。(それでもハーフ程度しかフィニッシュできない可能性が高い)
 使用クラブは現場に用意されているが、もちろん自分のクラブの持ち込みも可能。レンタルクラブに関しては 20ドルぐらいチャージするようなことを言っていたが、それに関しても流動的のようだ。
(右上の写真は、スマホや USBメモリなどで音楽ファイルを持参すれば、自分たちの好きな曲をかけながらプレーできることを説明してくれている社長のクリスさん。東京に住んでいたこともあり、簡単な日本語をあやつる)
 最後に名称の 21 について。クリスさんいわく、全米に 21ヶ所ぐらいオープンさせたい夢があるのと、創業地のラスベガスらしく、ブラックジャックの 21 にちなんで名前を決めたとのこと。
 営業時間は午後3時から午後11時まで。現場の様子などは、以下の公式動画を見るとわかりやすい。
https://www.youtube.com/watch?v=q5dmCd9Hgto

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