週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2017年 08月 23日号
改装・拡張オープンした Ping Pang Pong のヤムチャ
 旅行中、アメリカン・フードに飽きてきたとき、無性に食べたくなるのが和食や中華料理。でも和食は高いし、中華もホテル街では決して安くない。郊外の店なら安いが、地理的に不便でタクシー代がかさんでしまう。
Ping Pang Pong  そんなときに知っておくと便利なのが、観光客にも地元民にも人気の中華料理店 Ping Pang Pong。(写真右。クリックで拡大)
 日本人観光客の多くが宿泊するベラージオ・ホテルの北口から西へわずか 1.5kmゴールドコースト・ホテル内にある。(右下の写真が同ホテル)
 タクシーやウーバーを使ったとしても大した金額ではないし、後述する無料シャトルバスを使うという方法もある。もちろん徒歩で行くことも可能だ。

Ping Pang Pong  そんな環境にある Ping Pang Pong が、このたび改装工事を終え再オープンを果たした。
 これまで長らく慢性的な混雑が悩みで、それを解消するための拡張を目的とした改装工事というから、いかに人気店であるかがうかがえる。
 じつは拡張後の今も混雑しており、時間帯によっては長時間並ぶ覚悟が必要だが、それはともかく、今回はこの店のシンボル的な存在の飲茶(ヤムチャ) を紹介してみたい。

Ping Pang Pong  この店は中華料理店なので、もちろん通常のメニューもあるが、これほどまでに混雑している最大の理由は、なんといっても飲茶の存在だ。それも小皿料理を乗せたワゴンが店内を巡回する香港スタイルの飲茶であって、個別に注文して出来上がってくるのを待つタイプの飲茶ではない。
 したがって着席してすぐに食べ始めることができるばかりか、さまざまな小皿料理を自分の目で見ながら選ぶという楽しさもある。

Ping Pang Pong  そんな飲茶を体験できるのは、この店の開店時刻である午前10時から午後3時までの5時間。それ以降は 2時間の休憩を挟んで午後5時から深夜3時まで営業しているが、ワゴン式の飲茶は姿を消す。
 5時間あるので余裕があるようにも思えるが、あまりあまく考えないほうがいい。この店の人気は半端ではないので、昼前には入口の前に長蛇の列ができる。時間に余裕のある地元民はともかく、限られた滞在時間を有効に使いたい観光客にとっては行列などは絶対に避けたいところで、平日でも 10時半までには行ったほうがよいだろう。週末なら開店前に到着するようにしたい。

Ping Pang Pong  人数が多いグループの場合は店内に向かって右側の大きなテーブルがあるセクションに案内されるが、数人までの客であれば正面の一般セクションに誘導されることになる。
 この店はワゴンの多さが評判で、どの席でもすぐにワゴンが巡回して来るので、位置にこだわる必要はない。
 着席後はすぐにワゴンに手を伸ばして好きな皿を取って食べ始めることができるが、その前にウェイターからお茶の種類をきかれる。
 飲茶とは、お茶を飲みながら小皿料理(点心)を食べることなので、コーラ、コーヒー、ビールなどではなく、お茶をオーダーするのが暗黙の常識だ。無料ではないものの、一人わずか $0.50 なので、お茶を断る客はまずいない。
 日本茶や紅茶ではなく中国茶にするのが普通で、プーアル茶 (ポーレー・ティーと言えば通じる)、烏龍茶 (同、ウーロン・ティー) が一般的。ジャスミン・ティーもある。

Ping Pang Pong  点心の数はたくさんあり、また日によって変わるので、個別にコメントすることはあえてしないが (そもそも、そんなにたくさんの種類を食べてみたわけではない)、日本人の味覚に合うものがほとんどと思われるので、安心して手に取ってかまわない。
 ただし、八角やそれを含んだ五香粉などの香りが苦手な者は注意したほうがよいかもしれない。(右上の写真はおかゆの「大」)

Ping Pang Pong  というわけで、好きなものをどんどん手に取ればいいわけだが、おかずばかりになってしまわないよう、おかゆだけは必ず選ぶようにしたい。
 ピータンなどの具とともに軽く味が付いていて、どの点心ともよく合う。味が薄いと感じた場合は、醤油を少し垂らすといい。
 このおかゆはフタがついた金属製の大きな容器に入って巡回しているので (写真右上)、一般の点心とはちがって外からは確認しにくいが、それらしきワゴンが回ってきたら、「コンジー?」congee?)と言えば、イエスかノーか返事をくれるはずだ。
 なお、コンジーを器によそってくれる際、器のサイズを 「大」 にするか 「小」 にするか、さらにネギを入れるかどうかきかれる。

Ping Pang Pong  気になる料金についてだが、ほとんどの点心が $3.18。少し高級な食材を使ったものが $3.88、それよりもさらに高級なものが $5.88
 ほとんどの点心はこの3種類の料金体系に収まるが、大きい皿に盛られた野菜炒めや麺類などはその限りではない。(右上の写真の点心は $3.18)
 点心を受け取るたびに、そのワゴンのスタッフが伝票にスタンプを押していくので、会計はその伝票をレジに持っていくだけでわかるようになっているが、着席したままその伝票を巡回する会計スタッフに手渡して席で精算を済ませることも可能。

Ping Pang Pong  場所は冒頭でふれた通り、ゴールドコースト・ホテルのカジノフロア内にある。
 このホテルとストリップ地区を結ぶ無料シャトルバスの乗り場は、リンク・ホテルの裏側にある巨大観覧車のすぐ下。(右の写真がその観覧車と、乗り場に停車するシャトルバス)
 乗り場への行き方としては、ストリップ大通り側からリンク・プロムナードを観覧車に向かってどんどん進み、その観覧車の下をくぐって出たところにある道路をほんの少しだけ右に行けば、「The Orleans & Gold Coast SHUTTLE STOP」 と書かれたバス停を示す白いポールが立っている。運行スケジュールは午前9時から深夜0時半まで、30〜45分おき。

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