週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2016年 11月 09日号
Ramen-Ya がメニューを大幅に刷新し、拡張再オープン
Ramen-Ya  日本を離れてしばらく時間が経過すると、無性に和食系のものが食べたくなったりするもの。そんなときに真っ先に脳裏に浮かんでくるのがラーメン。
 今週は、ラスベガスの繁華街のど真ん中にある本格派ラーメン店 Ramen-Ya (写真右)が、先週の土曜日にメニューの大幅な刷新とともに拡張再オープンを果たしたので、現在の状況をレポートしてみたい。

Ramen-Ya  昨年の新規オープンの際にもここで取り上げたので重複する部分もあるが、この店はサンフランシスコにあるラーメン店 Katana-YaSuzu の姉妹店。両店ともにサンフランシスコの日系コミュニティーでは知らない人がいないほどの人気を誇る店なので、この Ramen-Ya の味のレベルも折り紙つきと考えてよいだろう。
 場所は、ストリップ地区の中央にあるバリーズ・ホテル(写真右上)の屋外型ショッピング街 「グランドバザール・ショップス」の中。

Ramen-Ya  味も場所も申しぶん無い Ramen-Ya ではあるが、昨年オープンしてからの一年間、必ずしも経営は順風満帆というわけではなかったようだ。
 その最大の理由は店の広さ、いや、せまさ。ゆっくりすわって食べる場所がほとんどなく、奥まった場所に小さなテーブルと短いカウンターがあるだけで、それらを相席で利用したとしても 11人で満席。せまい空間なので体感的には 5〜6人ぐらいで満席といった感じだ。
 結果的に席の確保がむずかしく、2〜3組の客がいただけでも、待たなければならない雰囲気になりやすく、多くの客は持つことをせずに現場を去ってしまう。のびてしまいやすいラーメンという商品の性格上、テイクアウトというわけにもいかない。
 だからといって、広いスペースを確保するにはすでに家賃が高すぎ(なんと月額 35,000ドルとのこと)、それ以上の負担は、いくら超一等地といえども、商品単価が安いラーメン店にとっては無理難題というもの。
 そんな事情もあって、集客に苦戦してきたわけだが、たまたまとなりの店舗が空いていたことと、貸主側が家賃交渉に応じくれたため、ほとんど値上げされることなく、となりのスペースも借りることに成功し、このたび拡張再オープンに至ったという次第。

Ramen-Ya  今回の再オープンで新しくなったのは広さだけではない。メニューも大幅に刷新された。
 これまでもラーメン以外にカレーライスやのり巻きなどはあったが、今回の再オープンを機会に寿司タイプの寿司ブリトー(写真右)もメニューに追加された。
 ちなみに、昨今のブームに乗って、すでに数か月前から寿司ブリトーをやっていたが、それはメキシカンタイプの寿司ブリトー(皮がトルティーヤ、写真右下)。
 つまり今回の再オープンを機会に、より和食に近づけるために、寿司ブリトーの皮をトルティーヤから海苔に切り替えたとのこと。(全米でブームとなっている最近の寿司ブリトー事情に関しては、4週間前のバックナンバー 1029号に特集記事あり)

Ramen-Ya  各種弁当も今までにはなかったメニューが追加されており、レンタカーで大自然観光などに行ったりする際には便利でありがたい。
 ビーフカレー、カツカレーに加え、唐揚げカレー、ブロッコリーカレーなど、カレーライスも充実。カツ丼、天丼、牛丼、親子丼など、どんぶりものも忘れてはいない。
 飲み物にも変化が見られ、ボバ・ティーなどタピオカ系のドリンクもメニューに加わった。
 ラーメンの容器に関しても改善が見られる。昨年の開業当初は、持ち帰り客に合わせてなのか、店内で食べる客に対しても、どんぶりとはほど遠い形状のカップ型の使い捨て容器にラーメンを入れて出していたが、今はどんぶり型の容器になっている。

Ramen-Ya  値段は、味噌ラーメン、しょう油ラーメンが $9.85、とんこつラーメンが $10.85、唐揚げラーメンが $12.20、ギョーザ、唐揚げ、チャーシュー、玉子などさまざまな具材が入っている横綱ラーメンが $13.00。麺のタイプは、やや縮れ系の中太麺。
 ところで横綱といえば相撲ということになるが、実はこの店の責任書である Makiyama Koji さん(右写真の右側。左側はスーパーバイザーの Kaoru さん)は、幕下14枚目まで番付を上げた時津風部屋の元力士で、現役時代の四股名は松浦潟 (まつうらがた)。
 店の中で彼を見かけたら(80% ぐらいの確率でいるはず)、「松浦潟さん!」 と声をかけ、「ラスベガス大全を見た」と言いながら横綱ラーメンをオーダーすると、ミネラルウォーター1本を無料でサービスしてくれることになっている。
 なお、店のスタッフに、「松浦潟さん、いますか?」とたずねても、彼の四股名まで知らないので、「Koji さんいますか?」と聞かないと意味が通じない。

Ramen-Ya  以下は無料ミネラルウォーターの対象外だが(横綱ラーメン以外でもサービスしてくれる可能性があるので、とりあえず松浦潟さんに声をかけてみよう)、念のため他のメニューの値段も列挙しておくと、ブロッコリーカレー $9.00、唐揚げカレー $10.85、ビーフカレーとカツカレーが $11.50。(右の写真は横綱ラーメン)
 寿司ブリトーは皮をトルティーヤから海苔に変更したのを機会に現在価格設定を検討中で、先週の取材時にはまだ正式なメニューが決まっていなかった。各種弁当も同様。この記事が掲載されるころには決まっているはずだ。

 というわけで、店の名前こそラーメンだけのようにも思えてしまうが、ラーメン、カレー、どんぶりもの、寿司ブリトーという大衆フードの4ジャンルを網羅しているので、和食が恋しくなった際にはぜひ足を運んでみるとよいだろう。営業時間は午前11時から深夜11時まで。

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