週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2016年 6月 1日号
リオに、ロックバンド KISS をテーマにしたミニゴルフ
KISS ミニゴルフ  常連読者から 「またゴルフの話題かよ」と言われてしまいそうだが、先週取り上げた巨大ゴルフ練習場 TopGolf の開業日(5月19日)と同じ日に、じつはリオ・オールスイート・ホテルのカジノフロア内にもミニゴルフ施設がオープンしている。
 その名は KISS by Monster Mini Golf で、18ホールのパッティング専用のコースだ。今週は、2週連続でゴルフの話題になってしまうが、この施設について書いてみたい。(右上の写真は入口付近の様子)

KISS ミニゴルフ  TopGolf と同様、どちらもワイワイ騒ぎながらゴルフを楽しむ場所ではあるが、ハード的な部分やコンセプトにおいて、両者に共通点はほとんど無い。むしろ共通点どころか、まったく正反対だ。
 TopGolf は巨大な屋外施設で、ターゲットとしている客層はおとな。練習するのはショットで、パッティングではない。雰囲気はナイトクラブに近く、酒も飲める。
 一方 KISS by Monster Mini Golf は空調が効いている室内の小規模な施設で、客層は老若男女。つまり子供も大歓迎で、パッティング専用。雰囲気としてはゲームセンターといった感じで、飲酒はご法度。
 それほどまでに異なる両者は、客を奪い合うこともなければライバル関係にあるとも思えず、ビジネス的な駆け引きなどは不要のはずで、開業日が同じというのは単なる偶然と考えてよいだろう。

KISS ミニゴルフ  さて、パッティング専用のこの施設の名称に、なにゆえ KISS という文字が付いているのか。じつはここには、ロックバンド KISS をテーマにしたギフトショップが併設されており、パッティング・コースにも KISS が深くかかわっている。
 たとえばコース内の障害物は、エレキギター、ドラムス、シューズなど、KISS の関連グッズになっており、またインテリア装飾なども KISS 一色だ。もちろんBGMが彼らの曲になっていることは言うまでもない。

KISS ミニゴルフ  パッティング・コース自体は冒頭でもふれた通り 18ホール。ホールの数こそ本格的な数字になっているが、難易度なども含めた内容としては、一般のゴルファーがパッティングの練習や腕試しに行くような場所ではなく、あくまでも 「お遊び」 と考えるべきだろう。
 たとえば、打ち始める場所から穴までの間に障害物があり、ボールをビリヤードのように壁にぶつけて打つ必要があるなど、現実のゴルフのシーンではあり得ないようなホールがほとんどだ。したがって、ここにいくら足を運んでも本物のゴルフの練習になることはまずない。

KISS ミニゴルフ  そのようなアトラクション施設なので、カジノフロアにあるという場所柄、実際の利用者の多くはおとなではあるが、基本的には子供やティーンエイジャー向けの施設と考えたい。
 とはいえ、KISS は 40年も前に黄金期を迎えたロックバンド。今の子供世代にファンがいるとも思えず、なにゆえこの種の施設と KISS を組み合わせたのか理解しがたい部分もあるが、ひょっとすると中高年世代が子供や孫を連れてくるファミリー需要をねらっているのかもしれない。

KISS ミニゴルフ  利用方法は簡単で、むずかしいことは何もない。入口で料金 $11.95 を支払い (ネバダ州の住民は $9.95)、その左奥にあるカウンターで、パターとボールとスコアカードを受け取り、1番ホールへ向かうだけだ。
 なお、パターは1種類のみなので選ぶことができないが (子供が振り回したりすると危険なので、ヘッド部分が金属で出来ている一般的なパターの持ち込みは禁止)、ボールは好きな色を選ぶことができる。ただし同伴プレーヤーと異なる色のボールを選ばないと、プレー中にだれのボールかわからなくなるので、同一色は不可。現場はかなり暗いので、派手な蛍光色のボールを選ぶとよいだろう。

KISS ミニゴルフ  唯一のルールとして知っておかなければならないのが Max 5打のルール。プレーの進行が遅くなり、後続のグループに迷惑をかけることがないよう、各ホール 5打でフィニッシュできない場合は、そのホールのスコアは5打として、次のホールに向かわなければならない。
 場所は、リオオールスイート・ホテルのカジノフロア内の東端。長らくシーフードの食べ放題店 Village Seafood Buffet があった場所だ。営業時間は午前10時から深夜12時まで。

バックナンバーリストへもどる