週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2015年 12月 09日号
UBER、空港も解禁! 乗り場への行き方を徹底説明
 12月8日の午前6時、地元の運輸当局は、1年におよぶ業界の利害闘争に終止符を打ち、ついに UBER によるマッキャラン・ラスベガス国際空港への乗り入れを全面的に解禁。即日、UBER 側は運行を開始した。
(UBER とは、スマートフォンのアプリを使ったハイテク時代ならではの配車システムで、個人車両によるタクシーと考えるとわかりやすい)

 これにより、これまで認められていなかった空港から客を乗せることも可能となり、利用者にとっては移動手段の選択肢が増えるだけでなく、料金もやや節約できるなど、利便性のアップが期待される。
 また、これまで長らく、遠回りをする悪質タクシードライバーがあとを絶たなかっただけに、業界全体のモラルの向上も期待され、利用者の間では 「いいことずくめ」 との意見が支配的だ。
 運転手との交渉などが苦手な日本人観光客にとっても今回の解禁は画期的なニュースといってよいのではないか。
(ちなみに UBER では、そのからくりにより、遠回りなどの悪質な走行はできないシステムになっている)

 一方、そんな画期的なニュースもタクシー業界にとっては何十年も続けてきた古典的なビジネスモデルの崩壊や終焉を示唆する最悪の大事件であり、各社それぞれ滅びる危険性も現実味を帯びてきているわけだが、その一方で、組織的に大量の車両を持つ立場を利用した新たなビジネスチャンスといえなくもない。
 たとえば UBER はあくまでも個人タクシーの集合体のようなものなので個々の車両の結束は弱く、そのため、自社で大量の車両を持つタクシー会社は UBER に対して何か特色を出せる可能性もあり、すでにタクシー会社用のスマホ配車システム "Way2ride" を導入するなど新たな動きも見られる。
 今後どのような方向に業界が変化し再編されていくのか、今の段階で予想することは非常にむずかしいが、良くも悪しくも新時代の幕開けであることは間違いなく、利用者側もそんな時代の変化についていけるよう、常に新たな動きに興味を示していくことは決して無駄ではないだろう。

Uber  この歴史的な出来事を、地元のメディアは 8日の朝から大きく報道。また UBER 社側もアプリを通じてラスベガス一帯にいる者に通知したためか (右は UBER が 8日の朝、アプリを通じて流した画像)、到着便が増え始める午前10時頃から専用乗り場には、この日を待ちに待ったラスベガス・リピーターなどが集まり始め、解禁初日の乗車を楽しむかのように各車両に乗り込んでいた。
 前置きが長くなってしまったが、今週はその UBER のラスベガス国際空港における乗車場所への行き方を説明したい。
 なお、UBER 一社だけに運行許可を与えたりすると独禁法の問題も出てくるため、運輸当局は、UBER と同業でライバル関係にある LYFT にも営業許可を与え (会社の規模は UBER のほうが LYFT よりもケタ違いに大きい)、この両社を Ride Share という営業形態とし、現場の案内標識などではその名称を使っている。
 つまり、「UBER 乗り場はエレベーターで2階へ」 ではなく 「Ride Share 乗り場は〜」 という形で案内している。

 なお UBER の特徴、利点、利用方法などに関する詳しい説明はこの週刊ラスベガスニュースのバックナンバー第927号に、料金体系に関しては同じく第972号に、ホテル側の乗り場の位置は第979号にそれぞれ掲載されているので、そちらも合わせて参考にして頂ければ幸いだ。

第1ターミナルにある Ride Share 乗り場への行き方:
 このターミナルに到着するおもな航空会社はアメリカン航空、デルタ航空、サウスウェスト航空、USエアウェイズ。
 まずは、スーツケースが出てくる荷物回転台の7番と9番のちょうど中間付近にある広い通路の頭上の案内標識に注目。「Taxi、Passenger Pick-Up、Parking」 と書かれているはずなので、そこで示された方向 (7番の回転台から9番の回転台を見た場合、右手方向) にほんの少しだけ進む。
Uber  すぐにエスカレーターとエレベーターが見えてくるので、エレベーターを使って2階へ行く。(エスカレーターでも行けるが、スーツケースなどがある場合、エレベーターのほうが便利。右の写真は現場に置かれている案内板)
 2階 (ちなみにその階の正式名称は LEVEL 2) で降りたら、すぐ目の前の外に、駐車場へ向かう渡り廊下が見えるはずなので、ドアから外へ出て、その渡り廊下を渡る。
Uber  渡り終えた付近には、高さ1メートル、太さ20cm ほどの黄色い棒が6本立っているので(写真右)、そこを通り抜けてまっすぐ突き当たりまで約20メートルほど進むとエレベーターがある。
 そのエレベーターを使って、一つ上の階に行くわけだが、その階は2階(現在いる LEVEL-2)と3階(LEVEL-3)の中間にある LEVEL-2M という名称の階なので、エレベーター内の 2M というボタンを押す。
 LEVEL-2M で降りたら、壁に 「A〜G の通路の方向」 と 「H〜P の通路の方向」 を示す矢印が示されているので、H〜P の方向に進む。
 するとそこは駐車場で、「Aisle K」 と書かれた丸い柱が2本見えるはず。その左側の柱の付近が、目的の UBER や LYFT の車両がやって来る Ride Share 乗り場。

第3ターミナルにある Ride Share 乗り場への行き方:
 この第3ターミナルに到着するおもな航空会社はユナイテッド航空、アラスカ航空、ハワイアン航空、エアカナダ、ヴァージン・アメリカ航空、大韓航空など。(かつて使われていた第2ターミナルは現在旅客用としては存在しない)
 まずは、スーツケースが出てくる荷物回転台 21番のところへ行く。その 21番の回転台から外の方向(タクシーなどが停車する道路がある方向)に向かって約20メートルほど進むと、上りのエスカレーターがあるので、それを使って上の階に行く。
Uber  頭上にオレンジ色の標識で 「Bridge to Parking、Passenger Pick Up」と示されている方向に進み(写真右)、館内から外へ出る。出たところは駐車場に向かう渡り廊下になっているので(動く歩道もある)、そこを完全に渡り切る。
 渡り切った場所にエレベーターがある。そのエレベーターのドア付近に 「Valet、Ride Share LEVEL-V」 と表示されているはずなので、エレベーターに乗り 「V」 の階のボタンを押して、の階で降りる。
 エレベーターを降りると、目の前が駐車場内の4車線の車寄せになっているので、そこを横切った先にある広いスペースが、目的の UBER や LYFT の車両がやって来る Ride Share 乗り場。

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