週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2015年 2月 11日号
高級カジノに集中、写真で見るチャイニーズ・ニューイヤー
旧正月, チャイニーズ・ニューイヤー  大晦日のカウントダウン花火大会で年が明けてから約1ヶ月半がたとうとしている今、ラスベガスにはもう1回、注目の正月がやって来る。チャイニーズ・ニューイヤーこと、旧暦の正月 「春節」 だ。
 二十四節気のひとつ 「雨水」 の直前の新月の日がそれに該当し、今年は2月19日が旧暦の元日ということになる。(ただし西経115度のラスベガスにおける天文学上の新月は当地の日付で2月18日。右上の写真はシーザーズパレス、クリックで拡大)

旧正月, チャイニーズ・ニューイヤー  春節を祝う文化圏ではこの時期に一週間程度の休みを取ることが多く、アメリカ国内はもとより、台湾、香港、中国、そして世界各地からチャイニーズ系の人たちが大挙してラスベガスにやって来る。(右の写真はパラッツォホテル)
 彼らはもともとギャンブル好きなので、カジノホテルにとって、この時期は重要なかき入れ時。正面玄関や館内をその年の干支や縁起物などで飾ることに余念がない。

旧正月, チャイニーズ・ニューイヤー  そのようなわけでラスベガスのホテル街が、縁起が良い色とされる赤やゴールドなど春節カラーであふれる様子は、すっかりこの時期の風物詩となった感があり、このラスベガス大全でもたびたびその光景を写真で紹介してきたが、近年、それら装飾は高額ギャンブラーが好んで利用する高級ホテルに集中する傾向があり、中級以下のホテルが装飾を施すことはほとんどなくなってきている。(右上の写真はベネチアンホテル)
 もちろん中級以下のホテルにチャイニーズ系の客が泊まりに来ないというわけではなく、またそれら客がギャンブルをしないわけでもない。賭け金が超高額ではないというだけのことだ。

旧正月, チャイニーズ・ニューイヤー  当たり前の話ではあるが、カジノホテルはあくまでもビジネスであり慈善事業ではない。
 景気が良かったリーマンショック以前は多くのカジノホテルがこの時期にばくぜんと何らかの形で旧正月を祝っていたが、最近は一般レベルのギャンブラーを呼び込むためにわざわざ経費をかけるようなことはしない。予算が10万ドルを超えるようなレベルのギャンブラーに来てほしいというのが本音のようだ。(写真はベラージオ)

旧正月, チャイニーズ・ニューイヤー  また景気だけが最近の傾向の理由ではない。たまたま現在のラスベガスにおけるカジノホテルは、たびかさなる合併によって、高級も中級も低級も同一の会社によって運営されていることが多く、高額ギャンブラーの集客を高級ホテルに集中させやすい環境にある。その結果、かつては派手に装飾していたパリスホテルやマンダレイベイホテルなどは、もはや旧正月にはあまり力を入れていない。(写真は MGMグランド)
 逆に考えると、正面玄関などが旧正月を意識した装飾になっているカジノホテルはかなり高級という判断もでき、具体的には、ベラージオ、アリア、MGMグランド、コスモポリタン、シーザーズパレス、ベネチアン、パラッツォ、などが該当する。以下は、それら高級カジノホテルの現在の様子だ。

Bellagio Palazzo Palazzo Palazzo
Palazzo MGM MGM Aria
Aria Aria Aria/Crystals Aria/Crystals
Cosmopolitan Cosmopolitan Bellagio Bellagio
Caesars Palace Caesars Palace Bellagio Bellagio
Venetian Venetian Caesars / Forum Shops Mirage



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