週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2014年 10月 01日号
キャッチフレーズを創作して、ラスベガス旅行をゲット!
ラスベガスのキャッチフレーズ  このたびラスベガス観光局日本事務所は、ユナイテッド航空との共同企画として、ラスベガスのキャッチフレーズを広く一般公募すると発表した。
 参加資格などは特になく、プロ・アマチュアを問わず、だれでも応募が可能で (ただし1人1点に限る)、採用作品の応募者にはペアでラスベガス旅行が贈呈される。締め切りは 2014年10月20日、発表は11月上旬。

ラスベガスのキャッチフレーズ  ラスベガスの新たなイメージを広め、日本からのラスベガス観光客を増やすことを目的としており、旅人の心をくすぐる魅力あるキャッチフレーズをクリエイトしてほしいとのこと。
 贈呈されるラスベガス旅行は、10月28日から羽田-サンフランシスコ線を就航させるユナイテッド航空からプレゼントされ、同路線のエコノミークラスを使った3泊5日の旅になる予定。宿泊ホテルはまだ決まっていない。

ラスベガスのキャッチフレーズ  キャッチフレーズの文字数に制限はないとのことだが、おもな使用目的は旅行代理店のパンフレットや、観光局が行なうイベントの際のメインコピーとしているので、それらのスペースをイメージしながら常識的な長さに収めるようにするとよいだろう。なお日本国内向けなので言語は日本語でなんらかまわない。
 企画の主体はあくまでも観光局であるため、ユナイテッドの機内誌などに採用されるかどうかは未定で、テレビコマーシャルなどでの利用も現時点では予定していない。
 利用期間は特に定めていないが、良い作品であれば何年でも使いたいとしている。著作権や所有権はラスベガス観光局に帰属。応募方法など詳しい内容はラスベガス観光局日本事務所の公式サイトまで。

 さてここからは、ラスベガス観光局から聞いた話を元に、ラスベガス大全が勝手に考えた採用へのヒント。
 すでに広く知られるラスベガスのステレオタイプのような表現、たとえば 「エンターテインメントの総本山ラスベガス」、「大自然観光のゲートウェイ都市ラスベガス」、「きらめく光の洪水ラスベガス」、のような作品はまず採用されないと考えたほうがよいだろう。だれもが 「えっ?!」 と思ったり、「はっ?!」 とするような奇抜でクリエイティブな作品を期待しているようだ。
 さらに少々衝撃的、もしくは 「ちょいワル」的な響きがあったほうが採用されやすいようにも思えるが、それはここでの勝手な推測なので各自の判断に任せたい。それでもちょいワル系に実績があることは知っておいて損はないかもしれない。
 ちなみに現在アメリカ側のラスベガス観光局が全世界に広く発信している英語版のキャッチフレーズは 「What happens in Vegas, stays in Vegas」。
 これをそのままストレートに訳すと 「ラスベガスで起こることはラスベガスに残る」 になるが、英語を母国語とする人でそのように解釈する人はまずいない。このキャッチフレーズの実際のニュアンスは、 「ラスベガスであなたがやったことはラスベガスの外に出ることはない。人に言う必要もなければバレることもないので、少々ハメを外しても大丈夫。すべての思い出はラスベガスに残しておけばいい」 といった感じのかなりアブナイ意味になる。
 参考までにもう一つ。人気ナイトクラブなどで注目されるベガス屈指の高級カジノホテル、コスモポリタンが一時期さかんに使っていたキャッチフレーズは 「Just the right amount of wrong」。
 「ちょうどよい量の悪さ」 というこの短いメッセージに隠された本当の意味は、「せっかくラスベガスに来たのなら少々悪いこともしてみよう。犯罪にならない程度のギリギリのところまでならば大丈夫!」 といった過激なものだ。
 これら2つの英文キャッチコピーがいかに名作で世間の注目を集めたかは、検索してみればすぐにわかるわけだが、あまりくだけたことに寛容ではない日本の風土、そして信頼が何よりも重要な航空会社ユナイテッドの存在。そんな環境での今回の公募において、この2作のような過激な作品をラスベガス観光局日本事務所が採用するとは考えにくいが、「キャッチフレーズのターゲットが、子連れファミリー族になることはないでしょう」 と語ってくれたことがどうも気になる。はたして日本語版も過激になるのか。結果はいかに。



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