週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2014年 01月 01日号
工事ラッシュで大きく変わりそうな 2014年のラスベガス
ベガスの工事現場情報  アベノミクスで景気回復の兆しが見えてきた日本。史上最高値の株式市場にわくアメリカ。
 世界的なトレンドに乗り、リーマンショック以降の長期不況に悩んでいたラスベガスにも、ようやく元気が戻ってきたのか、現在ラスベガスの目抜き通り 「ザ・ストリップ」 では、いたるところで工事が行われており、工事現場が視界に入らない場所を探すのがむずかしいほど活気が出てきている。(右上の写真は、今春に開業が予定されている世界最大の観覧車。クリックで拡大表示)
 歩道の一部が閉鎖されたり騒音や粉塵の問題など、多少の不便はあるものの、いくら騒々しくても景気回復の槌音は決して悪いものではない。
 大型テーマホテルの建設ラッシュにわいた 90年代とは異なり、改築や改造など中規模な工事がほとんどだが、一斉に動き出したという意味では、明らかに 「工事ラッシュ」 といえる状態で、どのプロジェクトもその完成が楽しみだ。
 すべてが年内に完成するとは限らないが、2014年のラスベガスは大きく変わることだけは間違いないだろう。以下、現在ストリップ地区で行われている工事を、現場別に南側から順に列挙してみた。

ニューヨークニューヨーク・ホテル
ベガスの工事現場情報  現在ニューヨークニューヨーク・ホテルでは、ストリップに面した側の歩道沿いで、各種ショップや飲食店が並ぶプロムナードを建設するための工事が行われており、その北端から南端、さらには自由の女神像の台座周辺も全面閉鎖になっている。
 そのため歩道側からカジノ内にはアクセスできなくなっているが、歩道自体は閉鎖されていないので通行は可能。それでも幅が大きく制限されているため、宿泊者以外もある程度の不便を強いられる。完成時期は明確になっていないが、年内にはオープンできる予定。

モンテカルロ・ホテル
ベガスの工事現場情報  ニューヨークニューヨークから続く一連のプロムナードの建設。したがって内容は同じで、完成すると、各種ショップや飲食店が並ぶことになる。さらに北端には大きな商業施設も出現する予定。
 現在、現場はかなりごった返しているが、工事現場の切れ目を通って、歩道側からカジノ内にアクセスすることは可能で、南端にあるメキシカン・レストラン Diablo's も現時点では部分的に営業中。見かけは非常に騒々しいが、宿泊者も通行人も、特に大きな不便を感じることはないだろう。

バリーズ・ホテル
ベガスの工事現場情報  広大な前庭を有効利用するための工事が 2週間ほど前から始まっている。
 これまで長らく存在していたストリップからカジノへ通じるエスカレーターはすでに全面閉鎖。前庭が広いだけに、宿泊客はかなりの不便を強いられる。なお、歩道部分は十分に広いので、今後その幅が縮小されたとしても、非宿泊者がこのホテルの前を通過することに関しては、特に大きな不便はないはずだ。
 年末までに、Grand Bazaar Shops と呼ばれるショッピングプロムナードとしてオープンする予定。

旧バーバリーコースト・ホテル
ベガスの工事現場情報  かつてバーバリーコースト、そしてその後、ビルズギャンブリングホールという名称で運営されてきたカジノホテルが一昨年閉鎖され、まったく新しいホテルに生まれ変わるための大規模な改装工事が行われている。
 改装後のホテル名は、Gansevoort になる予定だったが、わけがあってその名前は御破算に。結局、名称は決まっていないが、約200部屋規模の高級カジノホテルとして生まれ変わることは決定しており、来年にはオープンできる予定。

THE LINQ
ベガスの工事現場情報  THE LINQ とは、フラミンゴ・ホテルとクアド・ホテル(旧インペリアル・パレス) の間の土地で建設工事が進められている複合エンターテインメント施設のことで、約370メートルのプロムナードに飲食店や各種ショップが軒を並べる。
 最大の注目は、高さ約167メートルを誇る世界最大の観覧車で、ちなみにシンガポール・フライヤーは 150メートル、ロンドン・アイは 135メートル。数ヶ月以内に開業の予定。

トレジャーアイランド
ベガスの工事現場情報  このホテルの開業以来、20年続いてきた海賊船ショーは昨秋で打ち切られ、その跡地では、早くも工事が始まっている。
 現在始まっている工事は跡地の北端部分で、各種ショップが入る商業施設になる予定。南側に関しては、どのようなものになるのか、まだ公式には発表されていない。

旧スターダスト・ホテルの跡地
ベガスの工事現場情報  かつて一世を風靡したスターダスト・ホテルは 2007年に爆破解体され、その後、Echelon という名称のプロジェクトとしてカジノホテルの建設が始まったが、リーマンショックで計画は頓挫。そのやりかけのまま建造物を、マレーシアに拠点を置く Genting 社が買い取り、建設を引き継ぐことに。工事はまもなく始まることになっており、完成すると、中国をテーマにした巨大カジノリゾート 「Resort World」 が出現する予定。

旧サハラホテル
ベガスの工事現場情報  北ストリップ地区の古豪カジノホテルとして長らく親しまれてきたサハラ・ホテルは、リーマンショックの景気低迷による業績不振で 2011年に閉鎖。
  その後、総合エンターテインメントカンパニーの SBE Entertainment 社が買い取り、全面改装したあと、新たなカジノホテル SLS Las Vegas として再出発することに。現在その改装工事が進んでおり、このまま順調に進めば年内に開業できる可能性もある。



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