週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2013年 12月 11日号
ワールドカップ、いま日本に賭けるなら Wynn がお得
 2014年6月に開催されるサッカー・ワールドカップの組み合わせ抽選会が先週ブラジルで行われ、日本チームの対戦相手など、決勝トーナメントまでの日程が全て決まった。
 ありとあらゆるスポーツを賭けの対象としてしまうここラスベガスでは、もちろんこのワールドカップも例外ではなく、すでに各カジノでは、個別の試合の勝敗、グループごとの勝ち残りチームの予想など、さまざまな賭けを用意し、そのオッズを発表している。

 そんな中から代表的な賭けとして、優勝チームを当てる賭けの払い戻し倍率を調べてみた。調査対象は、ラスベガスに多数の大型カジノホテルを持つ MGM 社 と Caesars 社、そして複数のカジノホテルでスポーツブックを運営する Cantor 社、スポーツブックの大御所LVH (旧 ラスベガスヒルトン)、単独で運営している Wynn、さらに地元民向けカジノの Station 社の以上6社で、以下が現時点における各社の払い戻し倍率だ。(これら数値は、そのチームに賭ける者が増えれば倍率は下がり、減れば上がるので、今後変化する可能性がある)

↓ チーム  カジノ系列 → MGM CAE CAN LVH WYN STN
 ブラジル 42.522.52.51.8
 クロアチア 100100140125125150
 メキシコ 125758080100100
 カメルーン 250250300500250300
 スペイン 85.56665
 オランダ 121820201822
 チリ 303050404035
 オーストラリア 300200300500500250
 コロンビア 202215202012
 ギリシャ 200350200200200175
 コートジボアール 125125130100100125
 日本 5085110100150125
 ウルグアイ 202520252525
 コスタリカ 999400F 3310001000900
 イングランド 251824302420
 イタリア 151218201825
 スイス 60125808010080
 エクアドル 175125100125125100
 フランス 252020201812
 ホンジュラス 750700F 3320001000900
 アルゼンチン 64.5443.53
 ボスニアヘルツェコビナ 150125150150150150
 イラン 750500F 332000750900
 ナイジェリア 200200200200175200
 ドイツ 545533.5
 ポルトガル 202830252828
 ガーナ 125100150100125150
 アメリカ 7515080125100100
 ベルギー 10121212118
 アルジェリア 999750F 331000750500
 ロシア 506060405050
 韓国 500200200250200250
( F は field。つまり単独の国ではなく "その他の国々" として賭けることになる)

MGM: MGM 系列 (MGM、Aria、Mirage、Bellagio、NYNY、Mandalay Bay、Luxor など)
CAE: Caesars 系列 (Caesars Palace、Paris、Bally's、Flamingo、Harrah's、Rio など)
CAN: Cosmopolitan、Venetian、 Tropicana、 Palms、 Hard Rock、M Resort、
LVH: LVH
WYN: Wynn
STN: Station 系列 (Red Rock、Green Valley、Sunset、Texas、Palace、Boulder など)

 この表から、各カジノによってかなりバラツキがあることがわかる。たとえば日本チームに賭けて的中した場合、50倍しか払い戻してくれないカジノもあれば、150倍のところもある。できるだけ有利なカジノを探して賭けるようにしないと損ということになるわけだが、とりあえず現時点では Wynn で賭けるのが一番お得のようだ。
 ちなみにフットボール、野球、ボクシングなどの賭けにおいてこれほどカジノ間で大きく数値が異なることはまずない。もしこれほど異なったら、有利なカジノに顧客が集中し、結局倍率は似たような数値に収束してしまうからだ。
 したがって、この大きなバラツキの存在は、ラスベガスにおけるサッカーに対する賭けの市場サイズが、他のスポーツと比べていかに小さいかを物語っていると同時に、各チームの実際の実力からかなりかけ離れた倍率 (良いほうにも悪いほうにも) が存在していることも意味している。
 つまり、アメリカ人の 「サッカー無関心ぶり」 が改めて確認された格好だが、そのことはラスベガスを訪れる日本のサッカーファンにとっては決して悪いことではない。いわゆる 「おいしい賭け」 が存在している可能性が高いからだ。

 そのような金銭的な損得はともかく、好きなチームに賭けてから試合観戦をすると興奮度がぜんぜんちがってくるので、6月までまだかなり時間があるが、スロットマシンやルーレットなど、いつもありきたりのゲームばかりをやっている者は、ぜひこれを機会にスポーツの賭けにも挑戦してみるとよいだろう。
 なお、今ラスベガスを訪れている者が投票しても、ワールドカップの開催時期にラスベガスにいるわけではないので、的中時の払い戻し方法が気になるところだが、海外からの払い戻し請求も郵送で可能なので、投票をあきらめる必要はない。
 ちなみに郵送での払い戻し方法は投票券のウラ面に詳しく書かれている。ただ、払戻金は米ドル建ての小切手で郵送されてくるので、それを日本の銀行で換金する際には手数料がかかることを忘れてはならない。つまり的中しても 100ドルにも満たないような小額の賭けは初めからやめておいた方がよさそうだ。



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