週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2013年 12月 04日号
フォーラム・ショップス内の 「アトランティス」 が改装オープン
フォーラムショップス, アトランティス  ラスベガス屈指の高級ホテル、シーザーズパレスの広報部門から、「まったく新しく生まれ変わったアトランティスのオープンセレモニーがあるのでぜひ見に来てほしい」 との知らせを受け、先週の火曜日、そのセレモニーに出席してきた。
 アトランティスとは、同ホテルに隣接する人気のショッピングモール 「フォーラム・ショップス」内にある無料アトラクションのこと。デビューは 1997年9月なので、数あるベガスのアトラクションの中ではかなりの古株だ。(右上の写真は、アトランティスの前で改装オープン宣言をするシーザーズパレスのマーケティング・ディレクター Maureen Crampton 氏)

フォーラムショップス, アトランティス  リオの空中マスカレードショーが消え、トレジャーアイランドの海賊船ショーも打ち切りがほぼ決定するなど、人気アトラクションの消滅の話題が相次いでいただけに、今回のアトランティスの改装オープンは久しぶりの朗報だ。
 「16年ぶりの大改装」 と聞いていたので、大いに期待しながら現場に行ってみたわけだが、その実態を報告する前に、アトランティスについて、もう少し詳しく説明しておきたい。(右上の写真は改装後の現在の様子。以下の写真も同様。クリックで拡大表示)

フォーラムショップス, アトランティス  アトラクション名 「アトランティス」 の意味は、もちろん海底に沈んだ伝説上の王国 「アトランティス」 のこと。
 この王国に関しては、今年の5月、日本の海洋研究開発機構が、「ブラジルのリオデジャネイロ沖の海底で、それらしき花崗岩の大地を発見した」 と発表し世界的な騒ぎになるなど、古今東西さまざまな諸説や物語が創造されてきており、その内容は非常に多様だが、このアトラクションにおけるストーリーは、王国を支配したアトラスと、その息子と娘の3人による後継者争いの騒動で、最後はすべて海底に沈んでしまうという設定だ。

フォーラムショップス, アトランティス  であるならば、これまでのバージョンを観たことがある者にとっては、「ならばほとんど変わっていないではないか! どこが新しくなったんだ?」 となってしまうことだろう。たしかに全体としての見かけもストーリーの内容もほとんど変わっていない。
 ではどこが新しくなったのか。シーザーズパレス側の広報部門の説明によると、「新しくなったのは装置や仕掛け」 とのこと。
 具体的には、会場となっている 「ローマ大聖堂」 と称される円形広場の外周に高性能スピーカーを40台、そして縦横 11フィート x 19フィート (約3.3m x 5.8m) の大型スクリーンを 14台設置。さらに 3体の人形のデザインも刷新し、その動きにもハイテク技術を導入したという。
 ちなみにその14台のスクリーンは横に連続する形で設置されており、映像も切れ目なしで映し出されるようになっているため、事実上、横に 266フィート (約81m) の長大スクリーンということになり、これは世界最大級の映像装置とのこと。(右上の写真の明るく見える部分が 14台のうちの3台)
 野球場のスタンドのフェンスを使った装置などで、もっと長いスクリーンがあったような気がしないでもないが、それはさておき、とにかく今回の改装の中心は、装置や仕掛けであることは間違いなさそうだ。

フォーラムショップス, アトランティス  ではそれら刷新された装置による演出を観た感想はどうなのかというと、結論を正直に書いてしまうならば、ガッカリ感は否めない。これまでのものと基本的に変わり映えがしないからだ。他のメディアの取材陣も同様なコメントを発していたので、多くの人に共通した印象と思われる。
 ということで、すでに観たことがあるベガスリピーターが再度このアトラクションを観る際は、あまり大きな期待をせずに、外周のスクリーンなどに注目するとよいかもしれない。連続したスクリーンを使った映像による演出は、たしかに大きく改良されている部分で、それなりに見応えがあるはずだ。
 もちろん初めて観る者は、光線、効果音、コンピューターCG などハイテクを駆使した演出のみならず、本物の水や火もふんだんに使っているので、無料とは思えない迫力ある演出を楽しめるにちがいない。(右上の写真は水と火と煙に包まれるラストシーン)

フォーラムショップス, アトランティス  このアトラクションが存在している場所は、フォーラムショップスのショッピング街の一番奥の行き止まりになっている広場で (アバクロンビー&フィッチ、ナイキ、チーズケーキ・ファクトリーなどがあるエリア)、上演時刻は午前11時から午後11時までのちょうどの時間、つまり1時間ごとに毎日13回。演出の継続時間は約11分。
 事前に現場に行って場所取りをする必要があるほどは混んでいないが、5分ほど前には行って正面の位置を確保するようにしたい。
 人形がしゃべる言葉はもちろん英語で、多くの日本人観光客にはわかりづらいかもしれないが、見ているだけで十分楽しめるはずなので、足を運んでみて損はないだろう。



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