週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2013年 10月 23日号
エントリー不要、飛び入りOK、ゾンビ・ウォークに参加してみよう!
ゾンビ・ウォーク  今週は、日本でも広まりつつある 「ゾンビ・ウォーク」 について紹介してみたい。
 ゾンビとは、死体、変人、無気力な人、死人を生き返らせる神など、いろいろな意味があるようだが、ようするに、まともなも人間とはほど遠いお化けのようなものと考えればよく、それに扮した姿で街をねり歩くのがゾンビ・ウォークだ。ハロウィンの時期に行われることが多く、今がまさにその季節。ラスベガスでは今週の土曜日の夜7時30分に行われる。(写真はすべて公式サイトから。Eric Beymer 氏撮影)

ゾンビ・ウォーク  ハロウィンとは異なり、ゾンビ・ウォークの歴史は浅い。定期的なイベントとして定着し始めたのは 2000年以降のことで、今では全米各地で行われるようになったものの、まだきちんと組織化されていないことが多く、主催者不明のアングラ的なイベントと見なされることも少なくないようだ。
 もちろん中にはチャリティー目的であったり、政治的、思想的な主張など、テーマを持ったゾンビ・ウォークもあるにはあるが、多くの場合、ただ単に仮装して行進するだけで、ラスベガスの場合も特にテーマが設定されているわけではない。単なる遊びと考えればよいだろう。

ゾンビ・ウォーク  遊びと言っても目的が不明ということになると、なにやら怪しいイベントのようにも思えてくるが、少なくともラスベガスにおいては、主催者側の金儲けといった部分でのうさん臭さはまったく無い。なぜなら参加は完全に無料でエントリーの必要すらないからだ。そもそも主催者自体が存在していないに等しく、だれもが自由にその場で飛び入り参加できる。
 また一連のイベントの中で宣伝広告などがあるわけでもなく、スポンサー企業も存在していない。これで利益を得る者がいるとしたら、仮装のための小道具を販売している業者と、沿道でビールなどを売っているスタンドぐらいだろう。
 そうなると、経済的な利益以外に何か目的があるのではないかと勘ぐりたくもなるが、特定の思想への肩入れ的なイベントでもなければ、宗教的な意味合いがあるわけでもないので安心してかまわない。自然発生的に開催される完全な自由参加型の遊びだ。

ゾンビ・ウォーク  ということで、何も深いことを考えずに無心で参加してなんら問題はないので、この種の遊びで盛り上がりたい者はぜひ参加してみるとよいだろう。考えるべきことは、どのように変装するか、ただそれだけ。
 費用も英語力もまったく必要ない実に気軽なエンターテインメントだ。
 参加方法は至って簡単というか特に何もなく、知っておくべきことは集合時刻と集合場所だけ、つまり 10月26日の 7:30pm までに、ピラミッド型ホテルとして名高いルクソール・ホテルのストリップ大通り側に面した空き地に立つオベリスク(古代エジプトの細長い石柱のような建造物) の下に集まるだけでよい。出発前の時間にみんなでワイワイ盛り上がり写真を撮り合ったりしたい場合は、7:00pm ごろまでに行くようにするとよいだろう。

ゾンビ・ウォーク  7:30pm に笛が鳴ったら行進開始だ。マラソンのようにゼッケンがあったりスタート順が決まっていたりするわけではないので、好き勝手にスタートしてかまわないが、もちろん進む方向だけは決まっており、ストリップ大通りを北に向かってプラネットハリウッド・ホテルまでぞろぞろと歩くことになる。
 不気味なうめき声など意味不明な声を出したり奇声を上げたりするのがゾンビ・ウォークのスタイルだが、黙って行進するだけの者も少なくないので、あまり深く考えることなく自由にふる舞えばよい。
 進行方向の左側(西側) に並ぶエクスカリバー、ニューヨークニューヨーク、モンテカルロ、アリアの各ホテルの前の歩道を進み、最後はコスモポリタン・ホテルの手前にある歩道橋を渡ってゴールのプラネットハリウッド・ホテルに到着。
 ホテルの中には入らずに、歩道上で一息ついたあと、再び出発地点のルクソールに戻ることになるわけだが、昨年の例では、そこで自由解散的にバラバラになり、かなりの数の人がそこで行進を終了した。つまり往路だけの片道参加で、帰路は無視して宿泊ホテルに帰ってしまってもかまわない。

ゾンビ・ウォーク  なお今年からの新たな企画として、チャイナタウン近くにある2ヶ所の施設で、二次会的なゾンビ・パーティーが計画されているようだが、スタート時刻や行き方などに関しては (現時点では専用のシャトルバスが用意されるような話にはなっていないし、駐車場のスペースが十分ではないので、タクシーで行くのがベストと思われる) まだ発表されていないので、当日現場で確認するようにしたい。
 ちなみに気になる参加人数に関してだが、主催者側の発表によると今年が5回目で、2009年から始まった過去4回の数字は 60人、140人、430人、760人。この流れからすると今年は 1,000人ぐらいになるということか。
 それだけの人数がそろえばかなり見ごたえがあるはずなので、仮装して行進に参加しなくても、沿道で見学するだけでもかなり楽しめそうだ。8:00pm 前後のニューヨークニューヨーク・ホテルの付近から、8:30pm 前後のプラネットハリウッド・ホテル前までの沿道に注目したい。



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