週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2012年 12月 26日号
カウントダウン花火、トロピカーナがなくなり 7ヶ所から
カウントダウン花火大会  毎年同じような記事になってしまい、常連の読者には申しわけないが、初ベガス族への記事ということでご容赦いただきたい。
 早いもので今年もあとわずか。この時期の話題といえば、やはり恒例のカウントダウン花火大会。
 今年で13回目を数えるこの大会の花火は、ホテルの屋上から打ち上げられることで知られ、このたびその打ち上げサイトとなるホテル名が主催者側から発表された。(写真はすべて過去の大会のもの)

 それによると、右の地図の赤い部分、つまり北から順にストラトスフィア、トレジャーアイランド、ベネシアン、シーザーズパレス、プラネットハリウッド、アリア、MGMグランドの7ヶ所。昨年と比べると、トロピカーナが抜けた分だけ 1ヶ所減ったことになる。

 アメリカの花火大会は、日本のそれとちがって 1時間も2時間もやらない。多くの場合、10分にも満たない短時間勝負だ。主催者側の発表によると、今回の継続時間は例年とほぼ同じ約8分12秒。
 始まったかと思えばすぐに終わってしまうので、ホテルの館内から群衆をかき分けながら目的の場所へ行く際は、遅刻しないよう十分注意が必要だ。
 さて、その 「目的の場所」 についてだが、どこを選んだとしても、ストリップ大通りから遠く離れない限り、7ヶ所のすべての花火を見ることはできないので、場所にあまりこだわる必要はないだろう。
 また、音楽に合わせて打ち上げられることになっているが、群衆の歓声が大きすぎ、その音楽がまともに聞こえる場所はほとんど無い。
 ちなみに花火に合わせて流されるその曲名は、「蛍の光」 に続き、Whistle (Flo Rida)、Raise Your Glass (Pink)、Le7els (Avicii)、Light Up the Sky (Duncan)、Glad You Came (The Wanted)、Titanium (David Guetta)、の 6曲。

 押しつぶされそうな混雑の中でお祭りムードを楽しみたい場合は、ベラージオやフラミンゴがある交差点付近を、逆に混雑が嫌いであれば、その交差点からできるだけ離れた場所を選べばよい。ただ、息ができないほど圧力がかかる場所もあるので、体力に自信がない者は中心部から離れたほうが賢明だ。

 ちなみに今回に限らず、この大会においては、打ち上げ場所と群衆との距離が近いため、安全上の理由から、いわゆる尺玉のような大きな花火は打ち上げないことになっている。
 そのぶん小さな花火を機関銃のようにたくさん打ち上げる予定で、その総数は約88,000発。8分12秒で割ると、毎秒約178発。それを打ち上げ場所の数 7 で割ると、1ヶ所から毎秒25発という短期集中型の濃密な演出であることがわかる。

 なお、群集の頭上に残骸が落下したりしないよう、風に対する条件がきびしく、時速10マイル(秒速約 4.5メートル) 以上の強風の場合は消防当局の判断により中止になる。が、過去12回、中止になったことはないので、楽観的に考えてよいのではないか。
 真冬の深夜ということで防寒対策が必要だが、身動きが取れない群衆の中でビールを浴びてしまったりすることもしばしばあるので、高価な服装は避けたい。
 ちなみにアメリカの多くの都市では、繁華街で歩行しながらのアルコールは禁止されているが、ラスベガスではそれが許されている。ただし安全上の理由から、ビン入りのビールは路上で売られていない。プラスティックボトルかカップに注がれた状態で販売される。それがゆえにビールを浴びてしまいやすいわけだが、仮に頭からかぶってしまっても、怒ることなく祭の思い出としてそれを楽しむぐらいの心のゆとりを持って臨みたいものだ。



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