週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2012年 03月 14日号
英国の 「TOPSHOP」 と 「TOPMAN」 が華々しくオープン
TOPSHOP at ファッションショーモール  ラスベガス旅行の目的の一つに、まだ日本には進出していなかったり、あっても店舗数の少ないアパレル店での買いものをあげる人は少なくない。
 このたびそのような人たちに楽しみがまたひとつ増えた。イギリスの大手ファストファッションチェーン店 「TOPSHOP」 と 「TOPMAN」 が3月8日、ラスベガス最大のショッピングモール、ファッションショーモール内にオープンした。

TOPSHOP at ファッションショーモール  多くの若者やメディア関係者が集まるなか、モール前で開催された開業イベントには、トップショップとトップマンのオーナーであるフィリップ・グリーン氏、映画 「バーレスク」 にも出演した女優のクリスティン・ベル、グリーン氏と親交のある 「ベガスのホテル王」ことスティーブ・ウィン夫妻と、息子でモデルのニック・ヒッソムらがレッドカーペットに登場。
 さらに最新作に身を包んだ数十名のモデルが、モールの向かい側にあるウィンホテルから行進するなど、街を歩く観光客にも開業を大々的にアピールした。

TOPSHOP at ファッションショーモール  ラスベガスではここ数年、人気のアパレル店が次々とオープンしたり大型化したりしているが、ここまで盛大なオープニングイベントは珍しい。
 ちなみに今回開業した店舗は、トップショップにとってはアメリカでまだ3店目。
 露出度の高いラスベガスでの開業を機会に、今後の米国展開にはずみを付けたいのか、今回の派手なイベントからはトップショップ側の意気込みが伝わってくる。

TOPSHOP at ファッションショーモール  女性向け商品を扱うトップショップの創業は1964年。デパートの売り場からスタートし、現在ではイギリス国内に300店、ヨーロッパを中心に世界30ヶ国に 140店以上を展開するまでに成長。
 男性向けのトップマンの設立は1978年で、イギリス国内に180店、世界24ヶ国に90店舗と、こちらも決して少なくない。
 両ブランドは2006年に日本にも進出しており、現在の日本での店舗数はトップショップが5、トップマンが4。
 アメリカでは日本から遅れること3年。2009年、ニューヨークに初めての店舗をオープンし、昨年シカゴに出店、来年はロサンゼルスへの進出が決定している。

TOPSHOP at ファッションショーモール  独身時代のキャサリン英皇太子妃が愛用していたことで一時話題となるなど、ヨーロッパでは広く知られているブランドだが、アメリカでは日本と同様、フォーエバー21、H&M、ザラなどと比べると知名度は決して高いとは言えない。
 しかし、今後はアメリカ国内での出店を本格化させるようなので、次第に存在感が増してくることは間違いないだろう。
 ちなみに、キャサリン妃は結婚後もトップショップを着ているようで、偶然居合わせたブロガーの目撃談として複数の娯楽雑誌が伝えたところによると、昨年秋ロンドン市内の店舗を閉店間際に訪れ、自らレジの列に並びジャケットとスカート、イヤリングの3点、およそ 14,500円分を購入したそうだ。

TOPSHOP at ファッションショーモール  ラスベガスにおけるトップショップとトップマンはひと続きの店舗になっているものの、そのテイストは多少ちがうように見える。
 トップショップは通常ベーシックな服も広く取り扱っているが、ラスベガス店ではカジュアルな服や夜遊びに着ていくような派手めなものも多く、特に今は、古き良きラスベガスをイメージしたというスパンコールやビーズを多用しキラキラさせた開店記念のコレクションが目立ち、店内の雰囲気はかなり派手だ。
 取り扱い商品はほかに下着やアクセサリー、くつ、かばん、化粧品などで、多くのアパレルチェーン店同様、ファッション関連はほとんどのものが揃っている。
 一方、トップマンは普段から使える落ち着いた服が多く、仕事にも着ていくことができるシックなスーツや、カジュアル系、リゾート風のものなど、派手すぎるものはあまりない。ほかにはトップショップ同様、くつ、かばん、アクセサリー、腕時計などを扱っている。

TOPSHOP at ファッションショーモール  価格は、激安で知られるフォーエバー21や、それよりやや高い H&M と比べると、わずかに高めの設定で、ザラと同程度といったところだが、1枚12ドル、2枚買うと18ドルに割引されるタンクトップから 400ドル近いワンピースまであり、価格帯が広いのが特徴だ。
 参考までに、女性物ではベーシックなTシャツが18ドルから、お洒落なものは40ドル、ジーンズは60ドルから100ドル、ワンピースは50ドル台から、アクセサリーは10ドル台から、などとなっている。
 男性物トップマンでは Tシャツが15ドルから、シャツは40ドルから、ジーンズとハーフパンツが50ドル台で、アクセサリー類においては 10ドル以下のものも少なくない。

TOPSHOP at ファッションショーモール  価格面からみるとザラがライバルといえそうだが、今回トップショップとトップマンが店を構えたのは、1階のまさにそのザラの斜め前。そして、絶大な人気を誇るフォーエバー21 は3軒となりというホットな場所だ。
 この一角が一気にファストファッション激戦地となったわけだが、商品のラインアップを見る限りでは住み分けができているようにも見受けられる。
 たとえば、遊びの要素が強いトップショップに対して、ザラはもう少しおとなしめでベーシックな服が中心、フォーエバー21は店舗面積が広いことから扱うジャンルは多彩いものの、ターゲットとしている年齢層はやや若い。
 また、トップショップはこのようなアパレル店にしてはめずらしく、専用ルームにおいて、専門スタッフによるショッピングアドバイスを無料で受けることができるなど、サービス面で他店との差別化をはかっている。

TOPSHOP at ファッションショーモール  いずれにしても店が近いところにまとまっているということは、一気に見ることができるうえ、店を行ったり来たりが容易になるなど、消費者にとってはありがたい。
 なお、H&Mはファッションショーモールには出店していないが、シーザーズパレスに隣接するショッピングモール、フォーラムショップスに大型店を出している。ちなみに両モールは徒歩で15分くらいの距離にある。
 フォーラムショップスの営業時間は、月〜木、日が午前10時から午後11時、金、土は午前10時から午前0時。

TOPSHOP at ファッションショーモール  トップショップとトップマンがオープンした場所は、以前 J.Crew、Levi's、Gap、およびモール裏手にあるシャトルバスやタクシーの乗り場へ通じる通路があったところだが、今回の出店に伴ないその一帯は大きく変わった。
 モール内からその乗り場への通路は閉鎖され、トップショップかフォーエバー21の店内を通らなければ外に出られなくなった。トップショップにおいてはレジの奥、フォーエバー21では店内のエスカレーターに向かって右側にあるアクセサリーコーナー脇の売り場から外に出ることが可能。
 店内を通るのがはばかられる場合は、少し遠回りになるがモールの外側から乗り場に行くこともできる。モール北側のラスベガス大通り沿いにある Stripburger というレストランを左折し、2〜3分歩いたところにある広場がタクシーやシャトルの乗り場だ。
 Levi's はモールの2階にあるアバクロ側入り口の近くへ、Gap はアバクロの真下の1階に移動。J.Crew はモールから撤退した。
 店舗3つ分と通路をあわせた店と考えると相当大きく感じるが、トップショップとトップマンを合わせた広さはフォーエバー21のおよそ6分の1程度しかなく、それほど広いわけではない。
 ファッションショーモールの営業時間は、月〜土が午前10時から午後9時、日は午前11時から午後7時。



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