週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2012年 02月 15日号
ストリップ地区の一等地にウォルグリーンズがオープン
Walgreens  プラネットハリウッドホテルの南隣、ストリップ大通り沿いのコーナーという一等地に商業施設がこのほど完成し、その1階と2階に、観光客にとって必要なものがほとんどがそろう便利な大型ドラッグストア 「ウォルグリーンズ」 がオープンした。
 この新店舗はストリップ地区における4店目。既存の3店は、モンテカルロホテルの向かい側、パラッツォホテル内、リビエラホテルの南側にあり、この4号店とモンテカルロ前の店の間は、徒歩で10分くらいしか離れていない。
 しかし、今回オープンしたのは日本人観光客の利用が多いベラージオホテル、パリスホテルにも近く、宿泊客ばかりか、ほとんどの人が一度は訪れるストリップ地区で最も賑やかなエリア。そこに店舗ができたことで、多くの観光客の利便性が大幅にアップしたことは間違いないだろう。

Walgreens  米国内だけで 8000店舗以上を展開するウォルグリーンズの取り扱い商品は、処方薬を含む医薬品、生鮮食品以外の食料品、日用品、衣料品、弁当などで、ラスベガス地区の店舗ではみやげ物まで扱っており、まるで大きなコンビニのような様相。
 4号店にある商品は基本的に他の3店と変わりないが、店舗面積が広いこともあり、化粧品 (写真右) とアルコール類は他店より品揃えが多い。店内は通路がゆったり取られ、ディスプレイにも工夫が見られる。

Walgreens  化粧品には特に力を入れているようで、既存店では扱っていない植物系スキンケア用品やボディケア用品のブランドがいくつか導入されている。それらを中心におよそ20ブランドを集めた化粧品コーナーがあり、マニュキュアや香水がきれいに並べられるなど (写真右)、ここだけはウォルグリーンズらしからぬ光景だ。

Walgreens  ビール売り場もおもしろい。ビールは他のアルコール類と同じところではなく、売り場奥の 「walk-in beer + ice」 という専用冷蔵室に、大量に置かれている (写真右)。
 ビールがほどよく冷えるよう温度が下げられており、室内はかなり寒い。既存店にもビール専用冷蔵庫はあるが、自らが冷蔵庫の中に入っていくというのは、ストリップ地区のウォルグリーンズとしては新しい試みであり、意外と楽しめるのではないか。
 弁当はサンドイッチ、ラップ、サラダ、スシ、ラーメンなど軽食が主だが、から揚げ丼のようなものも。カップ麺、カップ焼きそばなどもあるが、カップ麺は日本人には考えつかないようなフレーバーのものもあるので、よく確認してから購入したほうがいいだろう。もちろん、みやげものとして買うなら、それら変則的なフレーバーもおもしろいかもしれない。

Walgreens  商品の値段はモンテカルロ前店、パラッツォ店と基本的に同じだが、水やビール6本パックなど一部商品で例外があり、価格差があるものは4号店が一番安かった。
 ドリンクやスナック類、薬、みやげなど1階と同じ商品が置かれている2階は、コンビニという位置付けのようで、店の広さもまさにコンビニくらいしかない。実はこの位置、シティセンターから伸びストリップを東西に結ぶ歩道橋が接続され、また、新たに完成した南北にアクセスできる歩道橋も、ここから直接渡ることができるようになっている。そのためこの2階は、2つの歩道橋を結ぶ通路でもあり、常に観光客が行き来していることから、コンビニ的な店舗を展開するには最適というわけだ。

Walgreens  この2階の店舗でいろいろ見ているうちに他の商品も欲しくなったら、店内のエスカレーターでメインの売り場である1階に下りればいい。ただし上りは階段しかない。普通は逆ではないのか。通りからカジノに入るときには動く歩道があるが、出ていくときは歩くしかないという、かつてのベガスを彷彿とさせる光景だ。
 そのうち改善されるかもしれないが、今のところ2階に上がるためのエスカレーターもしくはエレベーターは、一旦店の外に出て、歩道橋に設置されたものを利用するしかない。なお、2階店内にエレベーターがあるが、スタッフ専用で鍵がかかっているため、一般客は使うことができない。営業時間は24時間。

Walgreens  この商業施設内にはウォルグリーンズ以外に、中華のファーストフード 「Panda Express」、マグネット専門店 「Magnet Max」、男女アパレル 「After Hours」、みやげもの店 「Viva Vegas」 がいずれも2階で営業している。
 Viva Vegas には、ウォルグリーンズより安いものがあるので、みやげを探しているなら、のぞいてみるのもいいかもしれない。

Walgreens  何でもそろう便利な店といえば、ラスベガスでは 「ABCストアーズ」 (バックナンバー677号に特集記事) の存在感が大きい。
 同店はストリップ地区に4ヵ所6店を有しているが、いずれのロケーションも近くにウォルグリーンズが出店している。ちなみに4号店にいちばん近い ABCストアーズは、プラネットハリウッドに隣接するショッピングモール 「ミラクルマイル」内の店舗。
 両店を比較すると、品揃えは店舗面積に勝るウォルグリーンズのほうが良いが、日本人好みの商品という点では、ABCストアーズのほうが一歩も二歩もリードしているのではないか。ラスベガスのロゴ入りハローキティグッズや、ロゴ入りマカデミアナッツチョコなど、日本人のハートを掴んでいる商品が少なくない。店内ポップの日本語表示や、紙幣だけであるが日本円で支払うことができるサービスも便利だ。
 商品価格は、どちらかの店の方が何もかも安いということはない。目玉商品として店頭に出ているミネラルウォーターとキリン、アサヒ、サッポロなど日本のメーカーのビールは ABCストアーズの方が安いが、ドリンクや食品ではウォルグリーンズの方が安いものが多いように見受けられる。
 どちらの店にも一長一短があるが、ホテル内の売店より商品が豊富で、価格も安いことはたしか。宿泊ホテルのロゴグッズなど特種な商品を除けば、必需品もみやげも、ウォルグリーンズや ABCストアーズで探すといいだろう。
 参考までに、ミラクルマイル内には2店ABCストアーズがあるが、品揃えが良いのは H&M の近くにある店舗のほうで、営業時間は午前8時〜午前1時。



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