週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2011年 09月 28日号
Night School 4 Girls で ポールダンスに挑戦!
 ラスベガスを訪れる目的は人それぞれ。カジノで一攫千金を夢見る者もいれば、グランドキャニオンなどの大自然に癒しを求めに来る者もいる。ナイトショーやショッピング三昧、絶叫マシンやスカイダイビングなどのスリル体験、有名シェフのグルメレストランだけを楽しみにやって来る人も少なくない。コンベンションやウェディング目的は昔ながらの定番だ。
 そして最近はナイトクラブでのクラビング、コンピューターハッカーたちのつどいへの参加、さらには入れ墨を入れることが目的など (本格的な入れ墨ショップが急増中)、かなりアブナイ系の理由で来る人も少なくない。
 とにかく 「見るだけの観光」 が中心になりがちな他の都市とは異なり、体験型など多彩な要望にこたえられるように絶えず分野を拡大しながら変化しているのが今日のラスベガスだ。
 今週は、そんなラスベガスを象徴するかのようなアクティブ系女子御用達ともいえるバーレスク体験アトラクションを紹介してみたい。(バーレスクに関する詳しい情報はバックナンバー735号に掲載)

 アメリカの女性たちはパーティーが大好き。誕生日だけでなく、結婚直前に女友達が開いてくれる 「独身お別れ会」 や、別れた男を忘れるための 「離婚パーティー」 など、ちょいワル系の目的で女性たちだけで街にくりだす機会は少なくない。
 そんなパーティー女子や、本格的にその道に進もうと思っている人たちが注目しているのが、エクスカリバー・ホテルのショールームで先月18日から始まったバーレスク系の勉強会 Night School 4 Girls。

 タイトルの中の 4 はもちろん for の代わりで、四という意味ではない。したがって、一人でも二人でもグループでも参加できる。
 内容を簡単にいってしまえば、バーレスクダンスのレッスンだ。プレイボーイマガジンの元プレイメイトで、テレビ番組 「Holly's World」 でも活躍中のローラ・クロフト (写真右) が監修し、彼女推薦のプロのバーレスクダンサーやインストラクターが手ほどきをしてくれるというもの。月に数回はローラ・クロフト本人が顔を出すこともあるというから、彼女のファンはその日に狙いを定めるとよさそうだ。(彼女が訪れる日は facebook で直前に発表される)

 「動きやすい服装で、開校の30分前には来てください」 との指示に従い、さっそく現場へ行ってみた。
 会場はエクスカリバー・ホテルの2階にある "The Thunder from Down Under Showroom"。すでに女性スタッフが入口の前で、このアトラクションのロゴTシャツや、羽ショールなどを広げて待っていた。
 まず最初にやらされることは、Indemnification and Release Form と書かれた3枚つづりの契約書へのサイン。これは、「私は21才以上で健康です。たとえケガなどをしても、それは自己責任なので訴えたりしません。受講中に撮影された写真については、インターネット上で掲載される可能性があることを了解しました」 といった内容のもので、契約社会のアメリカではつきものの単なるお決まりの儀式と考えればいいだろう。
 次は羽ショールの購入 ($10)。はしょることもできるが、講義の中に 「羽ショールの使い方」 のレッスンがあり、これを買って持っていないと、「ショールを持ったつもり」 で練習しなければならないという、なんとも心もとない思いをすることになるので、必ず買うようにしよう。

 道具の準備ができると、現場スタッフがそれぞれの参加者にセクシーなショーガールネームを付けてくれ、そのシールを胸に貼って会場に入る。特に深い意味はないので、どんな名前でも気軽に受け取ればよい。講義の間は、この名前で呼ばれることになるが、実際に呼ばれる機会はそう多くない。
 部屋に入ると舞台ではすでにインストラクターのエリンが怪しげながらも美しいポールダンスをしていた。テキサス出身で、大学でもダンスを専攻、さらにプロのチアリーダーもしていたという彼女はとても明るくセクシー。テキサス生まれということもあってか、彼女は Cow Girl のポーズ (牛に股がるように足を開いたり閉じたり) が得意なようで、その大胆な姿は女性ですらドキドキしてしまうこと請け合いだ。
 そこから始まる受講時間は約70分。まずは師匠のローラがスクリーン上で夜の遊び方を伝授したあと、本日のインストラクターの自己紹介およびウォーミングアップへと進む。
 そしていよいよ始まるセクシーポーズのレッスンでは、Shimmy、Body Frisk、Hair Flip、Choo Choo、Cow Girl、Booty Roll、Bicycle といった代表的なポーズを習得。
 そのあとは羽ショールを使った練習で、「ピストルを回すように羽を廻して」、「投げ縄のように投げて」、「自分の身体に巻き付けるように」 などと指導を受ける。
 それができたら各ポーズをスムーズにつなげて行う連続した動きをマスターし、バーレスクダンスの完成へ。
 最後はいよいよポールダンス。むずかしそうに見えるが、インストラクターにあわせてその通りに手、足、尻を動かすと、なんとなくそれなりに出来てくる。遠心力を体感するイメージで大胆に回ったり、足でポールを挟んで登ったりできると、かなり楽しい。そこまでをやり終えると晴れて卒業。
 講義終了後に名刺サイズの DIPLOMA (卒業証書) が手渡される。"エロかっこいい" 自分を少しでも発見できたら、受講の甲斐があったというものだ。

 言葉の問題を気にする人もいるかも知れないが、インストラクターが身振り手振りで手本を見せてくれるので、英語がわからなくてもその通りやってみればなんとかなるだろう。セクシーなことに国境はないということか。
 実際の生活で、ハイヒールや手袋、シャツや下着などをいかにセクシーに脱ぐかなども教えてくれるが、それも見ていればわかる。
 「実生活では羽ショールの動きを彼のネクタイに置き換えてみてはどうでしょう」、「大事なことは、もったいぶることよ」、「手袋を外すときは、指の一本ずつを噛んでセクシーに」、「もしもうっかりつまずいて転ぶことがあっても、ただで起きてはいけません。立ち上がるときは、さっき教えた Booty Roll (おしりを突き出して回す) よ」、などの実生活編では、ノリノリのアメリカン生徒たちは大爆笑だ。
 この70分で身につけたテクニックで、彼氏や夫をビックリさせてみるのも悪くないだろう。

 参加資格は 21才以上の女性。料金はパッケージが4種類あり、基本の Flirty Freshmen が $39 (税、サービス料などは別なので実際は約 $49ほどになる)、それ以外に The Sexy Sophomores deal $49、The Juicy Juniors deal $69、The Sultry Seniors deal $99 などがあるが、それらの違いは、ナイトクラブの入場料や飲み物代、同じ会場で夜間に行われている男性ストリップショー 「Thunder From Down Under」 のチケットなどが含まれているかどうかで、講義の内容そのものには違いがない。
 なお、どのパッケージにも受講料、卒業証書、記念写真が含まれている。ただし、写真はプリントしたものを渡してくれるのではなく、「あとでフェースブックにアクセスしてダウンロードして下さい」 というネット配布だ。なお、自分のカメラを持ち込み受講中に写真を撮ることも可能。

 先月18日に始まったばかりなので、まだ催行の曜日や時刻については流動的で、9月中は木曜日にも催行があったが、以下に示した10月の予定では、金、土、日の週3日で、その分、1日のクラスの回数を増やしている。(今後また変わる可能性がある)

 金曜日: 2:00pm、3:30pm、5:00pm、6:30pm
 土曜日: 11:00am、12:30pm、2:00pm、3:30pm
 日曜日: 2:00pm、3:30pm

 ちなみに取材時の参加人数は6名。やや寂しい感じもしたが、人数が少ないと、ひとりにつき1本のポールで存分に練習できるというメリットがある。会場にはポールが10本用意されており、人数が多い場合は、10本のポールを順番に使うことになるので、独り占めはできない。したがって、にぎやかな雰囲気の中で楽しみたいという場合は、金、土の遅めの時間帯、ポールを独占してじっくり学びたいなら、それ以外の時間帯を選ぶとよいだろう。

 最後に、バックナンバー744号で紹介したフラミンゴホテルの "X BURLESQUE UNIVERSITY" との違いについてふれておくと、 Night School 4 Girls にはポールダンスがあるが、X にはそれがない。逆に、X では付けまつ毛や口紅を使った化粧の時間が半分ほどあったのに対して、こちら Night にはそれらがなく、振り付けやダンスレッスンがほとんどのため運動量が多い。また、X では、使用する羽ショールを貸してくれるが、こちらは過激な動きが多く消耗が激しいのか、購入の必要がある。その他の部分はだいたい似ていると考えてよいだろう。



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