週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2011年 09月 21日号
ホフブロイハウスでオクトーバーフェストが始まる
 今年もオクトーバーフェストの季節がやってきた。オクトーバーフェストとは、約200年も前からドイツ南部のビールの都、ミュンヘンで開催されている世界最大級の秋祭りのこと。
 歴史的ないわれはいろいろあるようだが、基本的には屋台などがたくさん並ぶ広大な広場での飲めや歌えの大パーティーで、「飲めや」 の部分は言うまでもなくビール。早い話が 「ビール祭り」 だ。
 開会宣言は毎年決まってミュンヘン市長が行うことになっており、その際のビア樽の栓開けセレモニーが、この長い祭りのキックオフとなる。
 日本でもここ数年、全国各地でイベント化されつつあるようだが、ミュンヘンでの正式な開催期間は毎年10月の第1日曜日を最終日とする 16日間と決まっている。ただしその第1日曜日が 1日か 2日となる年は、祝祭日の 10月3日まで続けることになっているので、今年の開催期間は9月17日から10月3日までの17日間。

 日本でも開催されるほどのビール祭りが、イベント好きのラスベガスにないわけがない。
 開催場所はもちろんラスベガス版ホフブロイハウス (Hofbräuhaus) だ。(写真右)
 ホフブロイハウスとは、ミュンヘンにある世界一有名なビアホールといっても過言ではないほど巨大かつ由緒ある酒場で(体育館ぐらいのサイズ)、その歴史はなんと400年というから恐れいる。ミュンヘンの文化遺産にも指定され、もはや単なる酒場という域を超えた歴史的建造物だ。
 それのそっくりバージョンがラスベガスにあり (こちらの歴史はわずか7年)、ベガス版オクトーバーフェストはそこで開催される。
 もちろんこの建造物は、ミュンヘン側の承認のもとで建設された施設で (建設に至った経緯などはバックナンバー373号に掲載)、無断コピーなどではない。

 キックオフ日は本場ミュンヘンと同じ9月17日で、すでに今年の祭りは始まった。
 栓開けセレモニーおよび開会宣言をしたのはドイツ出身でラスベガス在住の人気マジシャン・シークフリード&ロイ。(写真右)
 満席の会場から大声援が湧き上がる中で、厳粛かつ盛大に開会宣言がなされた。
 ちなみにロイ (グリーンのジャケット) は2003年、ベガスでの公演中にトラに首をかまれるという信じ難い事故で瀕死の重傷を負ったが (バックナンバー350号に関連記事)、今では多少後遺症が残るもののすっかり回復し、今回のような公の場にときどき元気な姿を現している。

 今後のイベントスケジュールは、10月1日に名物市長として知られる前ラスベガス市長オスカーグッドマン氏が登場するなど、10月3日まで著名人を招いての栓オープンや、"Stein Holding Contest" と呼ばれる腕力を競うコンテスト (片手を肩の高さで水平に伸ばした状態で 1リットル入りのジョッキを保持し続けるコンテスト) などが予定されている。
 なお、いくら体育館ほどの広いビアホールといえども有名人が来る日は満席になる可能性が高いので、早めに現場へ行くか、事前の予約が賢明だ。
 ちなみに公式サイト www.hofbrauhauslasvegas.com ではイベントスケジュールの確認およびメニューの閲覧、さらにはオンライン予約も可能。
 ビール好きはもちろんのこと、本場ドイツの雰囲気を味わってみたいという者はぜひ足を運んでみるとよいだろう。オクトーバーフェスト自体は日本にもあるが、この建物は一見の価値があるので (特に内部)、行ってみて後悔するようなことはないはずだ。

 営業時間は年中無休で日曜日から木曜日が午前11時から午後11時まで、金曜日と土曜日が午前11時から深夜12時まで。
 場所はストリップ地区の中心街にあるプラネットハリウッドホテルから東へ 2km の地点。ハードロックホテルのすぐ向かい側。
 タクシーの運転手にホフブロイハウスと言えばわかってもらえる (発音に自信がない場合は紙に Hofbräuhaus 書いて見せればよい)。プラネットハリウッドからのタクシーでの所要時間は5分以内、料金はプラネットハリウッドから 8ドル前後。なお、バックナンバー350号の記事内に記載されているホフブロイハウスが運行するシャトルバスは今は存在していない。



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