週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2001年10月24日号
オートバイ博物館 "The Art of The Motorcycle"
 オートバイばかりを一堂に集めた博物館 "The Art of The Motorcycle" が今月始めにベネシアンホテル内にオープンした。主催者はニューヨークセントラルパークにある世界的に有名なグッゲンハイム美術館。

 主催者もホテルも同じなため、この週刊ラスベガスニュースの 10月 10日号で紹介した美術館 "Guggenheim Hermitage Museum" と混同してしまいそうだが、両者は展示会場も内容もまったく異なる。

 まず場所だが、美術館はベネシアンホテルの正面玄関を入ってすぐのフロントロビー脇にあるのに対して、オートバイ博物館は同ホテルのカジノを通り抜けた先にある客室へのエレベーターバンクの近くにある。
 規模はオートバイ博物館の方が比較にならないほど大きく、この種のイベント会場としては非常に立派だ。ちなみに展示期間は 「とりあえず最低9ヶ月」 (現場スタッフ) とのことなので、延長される可能性はあるが、いずれ終了することを考えると、この立派な施設のその後の利用方法が大いに気になるところだ。

 展示内容はすべてがオートバイで、絵画などはもちろんのこと自動車や自転車なども一切ない。その代わりタイトルに偽りなくオートバイのことならすべてが網羅されており、1800年代の蒸気オートバイからハイテクを駆使した最新モデルまでが実に美しく展示されている。
 芸術的ともいえる個々のオートバイの美しさもさることながら、洗練されたディスプレイ技術がすばらしく、オートバイに興味がない者でも見ているだけで十分楽しむことができる。
 もちろんマニアならば数々の伝説的なマシンを目の当たりにしてこの上ない興奮と感動を覚えることだろう。

 いずれにせよこの展示を見ていると、今日の世界市場のほとんどを独占している日本メーカーが頭角を現したのはつい最近の数十年であることがわかると同時に、現在でも世界各地に手造りで生産しているマニアックな中小メーカーがたくさん存在していることが読み取れる。

 展示時間は毎日 9:00am 〜 11:00pm、入館料は大人 $15、12才までの子供 $7、6歳未満無料となっている。
 なお、携帯電話をやや大きくしたような携帯デバイスによる各オートバイの音声解説機 "Audio Guide" を $5 で借りることができるが、日本語モードがないため英語に自信がある者以外は借りない方がよいかもしれない。各オートバイの前にかなり詳しい解説が書かれているので、よほどのマニア以外はそれで十分だろう。


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