週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2011年 04月 13日号
要注意! 名称変更で 2つの 「プレミアム・アウトレット」
 カジノや大自然観光に興味がない日本人観光客にとって、最も人気が高いベガスでのアクティビティーはショッピング。昨今の円高も手伝って、到着初日から滞在最終日まで毎日ショッピングに明け暮れる人も少なくない。
 そんな人たちから圧倒的な支持を得ているのが日本でもおなじみの 「プレミアム・アウトレット」。商業不動産最大手のサイモン社が世界展開するショッピングモールのブランドだ。日本では三菱地所とサイモン社の子会社チェルシー社が合弁で事業展開している。

 その 「プレミアム・アウトレット」 が、先月からラスベガスに2つ存在することになったので話はややこしい。
 2つ目の施設が新たに完成して新規開業したというわけではない。今まで 「プレミアム・アウトレット」 と呼ばれてきた施設が 「プレミアム・アウトレット・ノース」 に、そして今までの 「ラスベガス・アウトレット」 が 「プレミアム・アウトレット・サウス」 に名称変更になったのである。
 前者はホテル街の中心地 (ベラージオホテルやフラミンゴホテルなどがある交差点)から北へ約7km、後者は南へ約7km の地点にそれぞれ立地しており、方向こそ異なるものの、距離的な存在感はかなり似ており、どっちが北か南かわからない観光客にとっては、今回の名称変更は非常にまぎらわしい。
 それでもあえて断行したのには理由がある。ラスベガス・アウトレットは、サイモン社が他社から買い取った施設のため、これまでプレミアムという名前が付いていなかった。しかし今後は、両アウトレットが同一会社による運営であることを明確にし、ブランドを統一することを優先したのである。

 ちなみにサイモン社はラスベガス大全にクーポンを掲載しているスポンサーでもあり、そのクーポン内の記述はもちろんのこと、ホテルなどで配布される各種資料や地元フリーマガジン内の記述の訂正なども、迅速に対応してきたとのことだが、それでも現場での混乱はいまだに続いているそうだ。
 その最大の理由は、観光客が手にしているガイドブックなどの記述がまだ古いままで、彼らは 2つのプレミアムアウトレットが存在していることを知らないからだ。
 たとえばタクシーに乗る際、「プレミアム・アウトレット」 と運転手に告げても、名称変更になったことを知らない運転手の場合、ノースかサウスか確認すること無く、そのまま 「プレミアム・アウトレット・ノース」に向かってしまう。その程度のことすら知らない運転手が実際に存在しているのがラスベガスの現実だ。
 土地勘がない観光客にとってはどっちの方向に走っているのかわからず、結局、到着してから初めて 「ここじゃない!」 と気づく。
 一方、逆に親切で有能な運転手が、車を走らせる前にノースかサウスか確認してくれたところで、観光客は何のことだかわからず困惑するだけだろう。英語が苦手であれば運転手に聞き返すことすらできない。
 いずれにせよ、タクシーに乗る際はノースかサウスかをハッキリ告げる必要があり、できればそれを紙に書いて見せるなどして、あとになってから言った言わないのトラブルになっても、不利にならないような対策を講じておいたほうがよいだろう。

 また公営の路線バス SDX で行く際も、路線図などをよく見て間違いのないようにしたい。
 ちなみに、ストリップ大通りの東側に面したホテル、つまり MGMグランド、パリス、ウィンなどの側にあるバス停から乗った場合、それは北行の路線で、その終点が 「プレミアム・アウトレット・ノース」。逆に、ベラージオ、エクスカリバーなど西側にあるバス停から乗ると南行の路線で、その終点(バス基地) の一つ手前が 「プレミアム・アウトレット・サウス」 になる。(SDX の乗り方などに関しては [市内交通] セクションに掲載)

 いずれにせよ、2つのプレミアム・アウトレットの存在を知ったここの読者はもうトラブルに遭うことはないはずなので、思う存分ショッピングを楽しんで頂きたい。
 うれしいことにサウスでは、このたびの名称変更を機会に店舗スペースの増床工事が行われており、そこには Guess、New Balance、Toys"R"Us、Michael Kors、など新たなテナントが続々と開業する予定になっている。
 営業時間はサウスもノースも、月曜日から土曜日までが 10am〜9pm、日曜日が 10am〜8pm。(ただし祝祭日などの場合はこの限りではない)


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