週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2001年08月01日号
Four Corners に見るラスベガスの変貌
 巨大ホテルの建設ラッシュに沸いた過去十数年、ラスベガスは絶え間なく変化し続けて来たが、昨年夏のアラジンホテルの開業を最後にパッタリと変化が止まってしまった、かのように見えた。
 しかし実際は違った。ラスベガスは今でも確実に動いており、その速度は少しも衰えを見せていない。そして先週、その変化の象徴とも言える巨大な広告塔 (写真右) がラスベガスで最も目立つ場所 "Four Corners" にお目見えした。
 今週はそんなラスベガスの躍動ぶりを、ラスベガスの中心地 Four Corners に見てみたい。

 Four Corners とは、ラスベガス大通り (通称 THE STRIP ) とフラミンゴ通りの交差点に位置する四つ角のことで、ラスベガスの中心地であると同時に世界屈指の著名交差点でもある。
 そこには右下の図の通りシーザーズパレス、フラミンゴ、ベラージオ、バリーズといったそうそうたる顔ぶれの巨大ホテルが立ち並び (バーバリーコーストという小さなホテルもフラミンゴの脇にある)、"ラスベガスの顔" として長い間世界中からの観光客を魅惑し続けてきた。近年ゴージャスな噴水ショーで知られるベラージオホテルの "コモ湖" や パリスホテルのエッフェル塔もこの地に登場し、益々その存在感を高めてきている。そんな Four Corners 周辺がさらなる飛躍を目指し今なお変化しているというからラスベガスのダイナミズムには改めて驚かされる。

 まずは冒頭で触れた広告塔だが、いかにもラスベガスらしいサイズでとにかく豪快だ。もちろんバリーズホテルが建設した単なる広告塔といってしまえばそれまでだが、大きいばかりか場所が場所だけにその存在感や露出度は半端ではない。また、この交差点周辺の風景はすでにラスベガスの顔として観光ガイドブックなどを通じて世界中に知れ渡っているため、その様子を変えてしまった今回の広告塔の出現は出版社などさまざまな方面に影響を与えそうだ。

かなり様子が変ってしまった交差点の風景 ← クリック
バリーズホテル名物の旧広告塔が消えてしまった  ← クリック

 ありとあらゆる場所で日々工事が進むラスベガスの中において、現在最もダイナミックに変化しているのはシーザーズパレスだろう。ちなみに、多くの人が知っているシーザーズパレスのあの広大な前庭はすでに跡形もなく消え去ってしまっている。もちろん交差点近くにあったシーザーの像などもない。

現在のシーザーズパレスの様子 ← クリック

 あとは細かい変化になるが、昨年フラミンゴヒルトンがフラミンゴに名称を変更したことに伴いネオンサインなどに細かい変化が見られる。また、この交差点に完成した歩道橋がフラミンゴの有名なネオンサインをブロックしてしまい、交差点から北側を見た際の風景が大きく様変わりしてしまった。
 同じ方向に見えるバーバリーコーストホテルもこの 1年で外壁の色を一新したため (昔の色に戻した)、この角度からの写真を採用しているガイドブックなどは次の印刷時に写真の差し替えが迫られそうだ。

かなり様子が変ってしまった交差点の風景 ← クリック
ネオンもロゴも一新  ← クリック

 Four Corners に限らず、いつどこでどのような工事が始まるかまったく予断を許さないラスベガス。これほどダイナミックに変化し続ける都市は世界広しといえども他にあるまい。21世紀に入ってもラスベガスの発展は休むことなく続きそうだ。


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