週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2010年 12月 29日号
カウントダウン花火、7ヶ所のホテルの屋上から5万発
 今年もいよいよ大晦日。ストリップ大通りのホテル街では、恒例のカウントダウン花火大会が行われる。(写真は過去の大会のもの)
 天気予報によると、雨や風の心配はないものの、あいにくの寒波。深夜0時前後の予想気温は摂氏0度から氷点下2度と、例年になく冷え込みがきびしい。それでも歩行者天国の人ごみの中に身を置けば、それほど寒さを感じないはずなので、ぜひ屋外にくり出し大群衆と共に新年の到来を祝おう。

 打ち上げ場所は昨年と同じ7ヶ所。右の地図の赤い部分、つまり北からストラトスフィア、トレジャーアイランド、ベネシアン、シーザーズパレス、プラネットハリウッド、アリア、MGMグランドの各ホテルの屋上から打ち上げられる。
 毎度のことではあるが、アメリカの花火大会は、日本のそれとちがって 1時間も2時間もやらない。
 主催者の発表によると、今回の花火の継続時間は8分6秒。始まったかと思えばすぐに終わってしまうので、ホテルの館内から群衆をかき分けながら目的の場所へ行く際は、遅刻しないよう十分な注意が必要だ。
 さて、その 「目的の場所」 についてだが、どこを選んだとしても、大通りから遠く離れない限り、7ヶ所のすべての花火を見ることはできないので、あまり場所にこだわる必要はないだろう。
 また、音楽に合わせて打ち上げられることになっているが、大群衆の歓声が大きすぎ、その音楽がまともに聞こえる場所はほとんどないので、それを意識して場所を選ぶ必要もない。
 したがって、押しつぶされそうな混雑の中でお祭りムードを楽しみたい場合は、ベラージオやフラミンゴがある交差点付近を、逆に混雑が嫌いであれば、その交差点からできるだけ離れた場所を選べばよい。ただ、息ができないほど圧力がかかる場所もあるので、体力に自身がない者は中心部から離れたほうが賢明だ。(右下の写真は中心部の様子だが、花火が終了してからかなり時間が経過し群衆が減ってから撮影)

 ちなみにこの花火大会においては、打ち上げ場所と群衆との距離が近いため、安全上の理由から、いわゆる尺玉のような大きな花火は打ち上げないことになっている。
 そのぶん小さな花火を機関銃のようにたくさん打ち上げる予定で、その総数は約50,000発。8分6秒で割ると、毎秒平均約100発。さらに7ヶ所で割っても、1ヶ所から毎秒平均15発という短期集中型の濃密な演出だ。それなりに期待していいだろう。

 なお、群集の頭上に残骸が落下したりしないよう、風に対する条件がきびしく、時速10マイル(秒速約 4.5メートル) 以上の強風の場合は消防当局の判断で中止になる。が、天気予報的にも過去の実績的にもそうなる確率は低そうだ。
 寒波ということで厚着の準備も必要だが、身動きが取れない群衆の中でビールを浴びてしまったりすることもしばしばあるので、高価な衣服は避けたい。
 ちなみにアメリカの多くの都市では、繁華街で歩行しながらのアルコールは禁止されているが、ここではそれが許されている。ただし安全上の理由から、ビン入りのビールは路上で売られていない。プラスティックボトルかカップに注がれた状態で販売される。それがゆえにビールを浴びてしまいやすいわけだが、仮に頭からかぶってしまっても、怒ることなく祭の思い出としてそれを楽しむぐらいの心のゆとりを持って臨みたいものだ。



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