週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2010年 07月 21日号
非宿泊者も利用可能な納涼ライブ演奏付き無料開放プール
 猛暑で有名なラスベガスの夏。毎年この時期になると必ず寄せられるのが、「宿泊者以外でも利用できるプールはどこか」 といった問い合わせだ。
 女性のトップレスがOKだったり、大人の社交場として存在している有料アダルトプール以外は、基本的にはどこのホテルのプールも無料ではあるが宿泊者だけのものだ。
 もちろん中には入口での管理が甘く、ルームキーを見せなくても入場できてしまうプールもあるが、マナーに反するそういったプールの利用を勧めるわけにはいかない。
 そもそもストリップ地区の主要ホテルにはどこも立派なプールがあるので、他のホテルのプールを探し求めること自体、よくわからない部分ではあるが、とにかくプールに関する問い合わせがあとを絶たないことは事実。なにやら不景気のためか、プールが貧弱だったり存在しなかったりする格安ホテルに泊まる子連れファミリーが少なくないようだ。

 そんな人たちに朗報なのが、ラスベガスヒルトンの無料開放プールで、非宿泊者、それもカジノ年齢に達していない子供たちも利用できるというからありがたい。
 さらに、夕方からはライブ演奏付きの納涼プールサイドパーティーのようなものがほぼ毎日開催されているので大人もビール片手に夕涼みを楽しめる。ちなみにそのビールも 「1杯4ドル、ただし2杯買えば5ドル」 といった特別セールが毎日のように行われており、他のホテルに比べてかなり割安だ。

 実はこの無料開放、昨年も行われていたので今年が初めてというわけではない。しかしビジネス的なうまみがなさそうなのと昨今の不景気で今年はやらないのではないかと心配されたが、うれしいことに今年もこのたび始まった。
 客寄せ効果を期待して、他のホテルでもこの無料開放を導入する動きがあるようだが、とりあえず現時点では元祖ということでこのラスベガスヒルトンのプールが一番安定的に無料開放されている。

 場所は同ホテルのカジノフロアの上。行き方は、チェックインチェックアウトを行うフロントロビーを背にして立って、左前方30メートルほどのところに見えるコーヒーショップ方向に歩き、コーヒーショップにたどりついたら、さらに左側の壁を回り込むように進むとプールへ行けるエレベーターがあるので、それに乗って3階で降りる。
 他のホテルのプールのようなルームキーチェックはないので、そのまま施設内に入ってかまわない。入口でタオルも手渡してもらえる。
 昨今流行のアダルトプールだと100ドル単位で料金を取られるビーチチェアの利用もここでは無料だ。

 ただ、ストリップ地区の高級ホテルに比べると、プール施設全体の規模、完成度、高級感などはかなり見劣りするのであまり大きな期待はしないほうがよい。あくまでも、無料で利用させてもらえることに感謝の気持ちを素直に持てる人たち向けで、ゴージャス感を求める者は行くべきではないだろう。
 また、ライブ演奏といっても、本格的なグループによるジャズ演奏などのときもあれば、たった一人の無名のシンガーのときもあるので、当たり外れがあることは避けて通れない。ナイトショーのチケットなどが当たる抽選会やゲームなどが行われることもある。

 気になる混雑度だが、まだ無料開放が知られていないのか、それとも多くの観光客は自分の宿泊ホテルにプールがあるからか、あまり混んでいない。むしろすいているといった印象だ。
 今後、無料開放が知れ渡るにつれ、地元のファミリー族などの利用が増える可能性はあるが、とりあえず今はそのような感じなので、ゆったりと利用できると考えてよい。なお、3000部屋もあるこのホテルが満室になる週末はそこそこ混雑する。
 営業時間は午前8時から午後8時まで。このホテル自体がストリップ大通りから少し奥まった場所にあるので少々行きづらい部分もあるが、モノレールを利用すれば簡単にアクセス可能だ。
 なお、他のホテルのプールと同様、カバナ (テレビや冷蔵庫などが完備した有料の日よけ小屋)を除き、着替えるような場所は特に用意されていないので、あらかじめ水着を着用し、その上にTシャツなどを着て行くとよいだろう。シャワーブースは入口を入って左奥にある。

 最後に余談になるが、せっかくこのホテルまで足を伸ばすのなら、名物のトイレも見学してみることをおすすめする。(写真右。クリックで拡大)
 トイレといってもプール内の施設ではない。カジノフロアにあるトイレで、それも男性用だけの話だ。
 場所は、カジノフロアにある和食ステーキ店 「ベニハナ」 の入口に向かって立って左手方向に20メートルほど進んだところ。
 ここのトイレの 「小」 の便器の前に立てば、壁に描かれた美しい女性が男性自身のサイズを測ってくれたり、写真に撮ってくれたりする。もちろんそれはジョークだが、一見の価値があるおもしろいトイレなのでぜひ覗いてみるとよいだろう。この写真では女性は6人しか写っていないが、現場に足を踏み入れると、そのおびただしい数に圧倒されるはずだ。清掃スタッフの人の話によると、どこの女性の前に立つべきか多くの男性が一瞬悩んで立ち止まり、さらに用を足そうとしてもなかなかできない者がいると聞くからおもしろい。



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