週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2010年 06月 23日号
スロットマシン "Sex and the City" のプレー方法 (前編)
 アメリカで大人気のテレビドラマ 「セックス・アンド・ザ・シティ」。
 日本でも2年ほど前からDVD版が発売されるなど話題になり、また今月からは続編の上映が全国の映画館で一斉に始まった。
 そんな背景もあってか、ラスベガスを訪れた読者から 「セックス・アンド・ザ・シティのスロットマシンの遊び方がわからなかった」 といった旅行記が寄せられたりしている。今週は、数ヶ月前に登場したその人気のマシンについて取り上げてみたい。

 最近のスロットマシン製造メーカーは、客の興味を惹くために人気テレビ番組、芸能人、著名キャラクターなどの名前を冠したマシンをたくさん造っている。実際にエルビスプレスリー、アイラブルーシー、スタートレック、モノポリーなど枚挙にいとまが無い。
 したがって、セックス・アンド・ザ・シティをテーマにしたマシンが登場すること自体はなんら珍しいことではないが、困ったことに、このマシンは一般の日本人にとってめっぽうわかりにくい。特にこのマシンは最新技術を駆使したハイテク機で、せっかく基本操作方法を覚えても、曜日や時間帯によって賭金の単位やプレー画面の数などが自動的に変わったりすることがあるなど非常にクセ者だ。
 といっても、プレー中にやるべきことはボタンを押すだけ、もしくは画面をさわるだけなので操作方法がわかりにくいというよりは、ゲーム内容が複雑で何をやっているのかさっぱりわからないというのが実感だろう。

 さてさっそくその説明に入りたいが、セックス・アンド・ザ・シティの番組や映画におけるストーリーや登場人物などに関しては、すでに知っているという前提、もしくは各自で調べていただくという前提でその説明は割愛することとし、まずはマシン探しの話から始めたい。
 幸いにもゲーム内容とは逆に、マシン探しは簡単だ。なぜなら、一般のスロットマシンよりも台全体の背が高く、パネルなどが派手なピンク色をしているからだ。「背が高いピンクの台」 を目印にカジノ内を歩き回ればすぐに見つかる。
 問題はむしろその台が空いているかどうかだろう。各カジノに設置されている台数はわずか2〜6台程度なので、すでにだれかがプレーしていれば使えない。といっても、他人にどいてもらう方法などないので、満席の場合は待つしかない。
 ちなみにストリップ地区の主要ホテルでこのマシンを設置していないホテルは現在ほとんど無いと考えてよい。それほど話題のマシンというわけだ。

 台に着席したら、まずはドル紙幣をマシンに投入する。右の写真のように台に向かって右側にある紙幣受け入れ口に入ればよい。やめたくなったらいつでもやめて残高を引き出すことができるので、とりあえず100ドル紙幣を入れておけばよいだろう。
 投入した金額が残高として CREDIT と書かれた場所に表示されるが、その数字の単位は1セントだ。つまりこの台においてはプレーの単位も払戻しの単位も基本的には1セントということになる。ずいぶん安いようにも思えるが、そう考えるのはまだ早い。このマシンは単純な1セント台ではなくマルチプレー台で、1回のプレーに対して大量の1セントを賭けることになる。

 マルチプレーとは、ウィニングラインと呼ばれるポジション (当たりとなるマークが並ぶべき場所) が中央の横一列だけでなく、その上の列や下の列、さらには斜めやジグザグなど複数設定されており、それぞれのウィニングラインに賭ける台のことだ。
 ちなみにこのマシンではそのウィニングラインが30種類も設定されている。(写真右)

 さらにこのマシンの場合、時間帯や曜日など需給バランスの変化により、画面が4つに区分され、独立した4プレ−を同時進行できるように設定されることもあり (右写真)、そのようなときはそれら4ヶ所すべてでプレーし、賭金の単位を多めに設定すれば、1回のスピンで600ポイント、つまり6ドル賭けることになる場合もある。
 1回のプレーに要する時間は10秒もあれば十分なので、600ポイントを賭けてハズレ続ければあっという間になくなってしまうような気もするが、必ずしもそうとは限らない。マルチプレー台の特徴として、ひんぱんに何かが当たるようになっているので、一気の敗北の可能性は意外と少なかったりする。つまり、どこかのウィニングラインに何かが並び、小さな当たりが続いたりする。ただし、何かが並んで的中しても、たとえばその払戻しが100ポイントであれば、600ポイントの投入に対してはマイナスということになるので、その程度の的中で喜んでいてはいけない。

 さて、ここまでなら一般のマルチプレーのマシンとほとんど同じだ。このセックス・アンド・ザ・シティが他のマシンと異なる部分は、ボーナスゲームに突入してからが非常に複雑ということ。
 ちなみにボーナスゲームとは、ウィニングラインなどに、あらかじめ決められた所定のマークが並んだときに新たに始まる別ゲームのこと。
 このマシンにおけるボーナスゲームは、プレイ画面内の任意の場所にハートのマークが3つ以上現れた際にその権利が発生する (写真右上)。その際は、ボーナスゲーム開始ボタンが画面に大きく表示されるので、それをタッチすることにより、台の高い位置にあるルーレットのような円盤が回り出しボーナスゲームが始まる。

 ボーナスゲームで回りだす円盤に割り当てられたシンボルは、指輪、ドレス、シューズ、ギフトボックス、そして役者の名前だ。
 では、これらシンボルの意味は何か。じつはこれが非常に複雑で、手短に説明できるほど簡単なものではない。
 ここから先の説明は非常に長くなってしまうので、とりあえず今週はここまでとし、この続きは後編として来週に持ち越しとしたい。
 なお、このスロットマシンの製造メーカーであるIGT社側に対して、このマシンの設定ごとのペイアウト率などのデータの公表を先週から求めているが、担当部署が公表するかどうかまだ検討しており、もし来週までにデータを得ることができれば、それもあわせて次回ここで報告したい。


バックナンバーリストへもどる