週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2010年 05月 12日号
ワールドカップ、日本チームの評価はE組最下位
 いよいよあと1ヶ月後にせまったサッカーのワールドカップ。オリンピックに勝るとも劣らない4年に1度のこのビッグイベントに、岡田監督率いる全日本チームが挑む。一昨日には監督から代表メンバーが発表され、すでに各国間での情報戦争の火蓋は切って落とされた。
 さて、ラスベガスではこのワールドカップももちろん賭けの対象だ。すでに各カジノから、個別の試合の勝敗、グループごとの勝ち残りチーム、優勝チームなど、さまざまな賭けが発表されている。そんな中から代表的な賭けとして、優勝チームを当てる賭けの払い戻し倍率を調べてみた。
 調査したのは、ラスベガスに多数のカジノホテルを持つ MGM Mirage 社 と Harrah's 社、それにスポーツブックの大御所ラスベガスヒルトン、さらに日本人観光客に人気のウィンラスベガスなど、7つの系列カジノから発表されている5月11日時点の払い戻し倍率で、以下がその結果だ。ちなみに、「目標はベスト4入り」 (岡田監督) としている日本チームのカジノでの評価は、残念ながらE組の中で最下位となっている。その評価や予想がはずれるよう、ぜひ頑張ってもらいたい。

↓ チーム   カジノ → MGM HAR VEN LVH WYN BYD STN
 南アフリカ 501151251001007580
 メキシコ 35154560503022
 ウルグアイ 200751051007555125
 フランス 17152020121014
 アルゼンチン 3.5657868
 ナイジェリア 8070100125755050
 大韓民国 100225200200175150175
 ギリシャ 3560501507565100
 イングランド 4567635
 アメリカ 20122250402518
 アルジェリア F 150F 70F 350200250200500
 スロベニア F 150F 70F 350250250200210
 ドイツ 681210768
 オーストラリア 1759015010012560100
 セルビア 60555060454040
 ガーナ 75608080805085
 オランダ 8812101288
 デンマーク 7570150751255075
 日本 200150200250250100500
 カメルーン 757080751005080
 イタリア 471481065
 パラグアイ 10045100100604080
 ニュージーランド F 150F 70F 3505002000200750
 スロバキア 250200200250250150500
 ブラジル 3.243.533.532
 北朝鮮 F 150F 702005002000200500
 コートジボワール 20252525302024
 ポルトガル 10171818201228
 スペイン 3.833.53.543.53.5
 スイス 7515022510020075250
 ホンジュラス F 150F 70200250250200600
 チリ 50453050603075
( F は field。つまり単独の国ではなく "その他の国々" として賭けることになる)

MGM: MGM Mirage 系列 (MGM、Aria、Mirage、Bellagio、NYNY、Mandalay、Luxor など)
HAR: Harrah's 系列 (Harrah's、Caesars Palace、Paris、Bally's、Flamingo、Rio など)
VEN: Venetian、 Palazzo。
LVH: Las Vegas Hilton。
WYN: Wynn Las Vegas。
BYD: Boyd 系列 (Gold Coast、Orleans、Sun Coast、Fremont、Sam's など)
STN: Station 系列 (Red Rock、Sunset、Texas、Palace、Green Valley、Boulder など)

 この表から、各カジノによってかなりバラツキがあることがわかる。たとえば日本チームに賭けて的中した場合、100倍しか払い戻してくれないカジノもあれば、500倍のところもある。できるだけ有利なカジノを探して賭けるようにしないと損だ。
 ちなみにフットボール、野球、ボクシングなどの賭けにおいてこれほどカジノ間で大きく数値が異なることはまずない。もしこれほど異なったら、有利なカジノに顧客が集中し、結局倍率は似たような数値に収束してしまうからだ。
 したがって、この大きなバラツキの存在は、ラスベガスにおけるサッカーに対する賭けの市場サイズが、他のスポーツに比べいかに小さいかを物語っていると同時に、サッカーファンが推理する各チームの実力からかなりかけ離れた倍率 (良いほうにも悪いほうにも) が存在していることを意味している。
 つまり、アメリカ人の 「サッカー無関心ぶり」 が改めて確認された格好だが、そのことはラスベガスを訪れる日本のサッカーファンにとっては決して悪いことではないだろう。いわゆる 「おいしい賭け」 が存在している可能性が高いからだ。

 そのような金銭的な損得はともかく、好きなチームに賭けてから試合観戦をすると興奮度がぜんぜんちがってくるので、スロットマシンやルーレットなど、いつもありきたりのゲームばかりをやっている者は、ぜひこれを機会にスポーツの賭けにも挑戦してみるとよいだろう。
 なお、今ラスベガスを訪れている者が投票しても、ワールドカップの開催時期にラスベガスにいるわけではないので、的中時の払い戻し方法が気になるところだが、海外からの払い戻し請求も郵送で可能なので、投票をあきらめる必要はない。
 ちなみに郵送での払い戻し方法は投票券のウラ面に詳しく書かれている。ただ、払戻金は米ドル建ての小切手で郵送されてくるので、それを日本の銀行で換金する際には手数料がかかることを忘れてはならない。つまり的中しても 100ドルにも満たないような小額の賭けは初めからやめておいた方がよさそうだ。


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