週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2000年8月16日号
真昼のトップレスショー Bottoms Up
 8月14日、フラミンゴヒルトンで “ラスベガス唯一の真昼のトップレスショー” こと Best of Bottoms Up が始まった。
 主演&プロデューサーは 70年代から80年代にかけてラスベガスで一世を風靡した知る人ぞ知るエンターテイナー Breck Wall 氏。

 ラスベガスにおいて 「トップレスショー」 と聞くと誰もがラインダンスなど、歌やダンスを主体としたショーを思い浮かべてしまいがちだが、このショーはダンスショーではない。完全な 「お笑いショー」 だ。
 また、「お笑いショー」 と聞くと、リビエラ、ハラス、トロピカーナなどの古豪ホテルで昔から行われている漫才を主体としたコメディーショーを連想しがちだが、このショーはそれらともまったく異なる。
 このショーは、Breck Wall 氏を中心とした数人のコメディアンと4人のトップレスガールによる下ネタ系の “ショートコント集” だ。

 トーク中心の漫才と異なり、こっけいな衣装や小道具を使うコントは見ているだけでも楽しむことができる。そういう意味では英語が苦手な者にとっても比較的とっつきやすいショーといえるだろう。
 さらにこのショーにおいては個々のコントが非常に短く、たとえ英語のギャグに付いていけなくなっても場面がすぐに切り替わり新たなコントが次から次へと始まるので退屈することがない。ちなみに個々のコントは短いもので約 1分、長いものでも約3分程度で完結する。めまぐるしく切り替わるその様は、まさに “コント百連発” といった感じで観客をまったく飽きさせることがない。

 さて男性諸氏にとって大いに気になるトップレスガールのパフォーマンスだが、これがなかなかおもしろい。基本的に彼女たちはダンサーでありコメディアンではないが、自らのセクシーなバストをコントの小道具として提供してしまうところが他のトップレスショーと大きく違うところだ。特に両方の乳房をメガネのように見せかけ腹部で人面を作った腹踊りなどは、いやらしさを通り越しバカバカしさの中にも芸術性すら漂っていた。

 「短いコントの連続」 というコンセプト自体は昔からある古典的な演出だが、ハイテクを駆使した大型レビューが中心となっている昨今のラスベガスにおいては、逆にこのショーの方が多くの者にとって新鮮に映るに違いない。
 また日本人にとっては、アメリカ流のギャグやコントで沸き上がる会場内の雰囲気を肌で感じることはそれなりに有意義なことだろう。料金的にも時間的にも非常に手頃なのでぜひ観てみることをおすすめする。

 日曜日を除く毎日 2:00pm と 4:00pm の2回公演。それぞれ正味1時間。料金は $12.95。会場はフラミンゴヒルトンのカジノフロア内にあるメインシアター。チケットは同ホテルのフロントロビー近くにあるボックスオフィスなどで買うことができる。

 
 * 蛇足ながら、Breck Wall 氏はエンターテイナーとして有名なだけでなく、ジョンFケネディー大統領暗殺事件の主犯オズワルド犯人を事件後に銃撃したとされる人物の友人としても知られており、かつて彼自身も政治的疑惑をかけられたことがある。


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